BMW |  BMW (ドイツ)

プロフィール

設立年月日

1938年(昭和13年)9月16日 

社長名

ノルベルト・ライトホーファー(Norbert Reithofer) 

関連リンク(外部サイトへのリンクです)

公式サイト(http://www.bmw.co.jp/) 

グローバルサイト(http://www.bmw.com/) 

概要

ドイツ南部のバイエルンに本拠を置くプレミアムブランド。BMWはバイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ・AG(バイエルン発動機製造株式会社)の略称で、四輪自動車メーカーのほか、二輪メーカーとしても知られている。BMWのエンブレムはプロペラに青と白のバイエルン州旗を組み合わせたものだが、自動車はこれに加え、伝統的にフロント部分にキドニーグリル(キドニーは腎臓の意)と呼ばれるオーナメントがデザインされている。また、傘下のブランドにロールスロイスとミニが存在する。オーナー一族はドイツのクヴァント家。クルマ作りに関してはメルセデス・ベンツと対極にあるメーカーとされることが多い。車両重量の前後配分を50対50の均等か、それに近い設定にこだわりを持つ。軽快なハンドリングや操縦安定性に優れたシャシーなどによって、運転することの楽しさを追求したスポーティなクルマ作りを徹底している。また、1972年に設立されたモータースポーツ関連のR&Dを行うBMW Mモータースポーツ社が、現在はカタログモデル中の高性能版であるMモデルの開発などを主に行っている。 

歴史

1916年、航空機エンジンの製造メーカーとしてグスタフ オットーがBFW社を設立したのが起源とされる。グスタフはガソリンエンジンンの理論(オットーサイクル)を確立したニコラス・オットーの実子。1917年、BMWに名称を変更し、同年10月には回転するプロペラをデザインしたエンブレムも登録した。航空機エンジンの生産も始まる。

1923年に初のモーターサイクル、R32の生産を始め、26年に航空機部門のBFW社を分割し、BFW社は後にメッサーシュミット社に改称する。四輪車を手がけるようになるのは1920年代の終わりで、オースチンセブンのノックダウン生産だった。自社開発の3/20AM1が登場するのは1932年だ。

第二次世界大戦後は戦争犯罪に問われ営業停止になり、ドイツが分割されたため主力工場のアイゼナッハはソ連に徴収されてしまう。それでも1948年に二輪車から操業を再開。そして1951年に501で四輪生産の操業にもこぎつけるが初期の501はライバルに比べパワーが見劣りし、V8エンジンが搭載されるまで成功しなかった。この頃にイソ社のイセッタもライセンス生産している。1959年に経営危機に陥った際、実業家のヘルベルト・クヴァントが融資してダイムラー・ベンツによる吸収合併を免れた。クヴァント家は今もBMWのオーナー家として君臨しているが、ナチスとの過去を指摘されたことがある。

1962年にはモダンBMWの原点ともいえる1500を発表。ノイエクラッセ(新しいクラス)という開発呼称で知られるスポーティなサルーンは、現代に通用する、直4SOHCエンジンに前マクファーソンストラット、後セミトレーリングアームのサスペンションというレイアウトで世界中のメーカーに影響を与えた。エクステリアはミケロッティが手がけている。1966年には後継となる最初の02シリーズの1600-2を発表。日本ではマルニに呼称で親しまれたこのサルーンもスポーティな仕立で成功を収めた。初代3シリーズはこの02シリーズの後継として、1975年に発表されている。 

技術

・バルブトロニック
可変バルブ機構の一種で、バルブタイミングとバルブリフト量の双方を無段階かつ連続的に可変できる。スロットルバルブを使わないため吸気ロスが無く、特に後期型はスロットルバルブすら装備しない。最初のバルブトロニックは2001年に316tiに装備され、吸気バルブのリフト量を電動モーターで制御している。バルブトロニック登場後、各メーカーからバルブリフト量を可変する動弁機構が登場しているが、その機構については各社各様の工夫が伺える。

・水素自動車
自動車のエネルギーとしての水素には、燃料電池として電気を取り出しモーター駆動する水素燃料電池車と、水素を内燃エンジンで直接燃やす水素燃料電池自動車がある。BMWのハイドロジェン7は後者で、ガソリンと水素の両方を燃やせるデュアルモードエンジンを搭載する、世界初の量産型水素自動車。同様の考え方にマツダのRX-8ハイドロジェンREなどがあるが、燃料電池に対するエネルギー効率の低さなども指摘されている。

・直列6気筒エンジン
直6エンジンは得にBMWのオリジナルというわけではなく、現在ではボルボなども採用しているが、登載車種が最も多いのはBMWである。そのレイアウトも一般的な3気筒や4気筒エンジンと変わらず一直線にシリンダーが並び、構造的な特徴があるわけではない。しかし、4ストロークエンジンは構造上、1:吸入→2:圧縮→3:燃焼→4:排気の全工程でクランクシャフトが2回転するが、直6エンジンはクランクシャフトが120度ずつ回る度に各気筒が1回ずつ爆発するため、一次振動と二次振動を完全に打ち消すことができる。中でもBMWの直6はシルキーシックスと呼称され、スムーズな回転フィールに定評がある。 

販売網(ディーラー)

1981年に日本法人のビー・エム・ダブリュー株式会社(通称: BMWジャパン)を設立。直営ディーラーは「BMW東京」と「BMW大阪」。正規ディーラーはモトーレンやBMW名を店名に入れる場合が多いが、統一はされていない。 

モータースポーツ

世界ツーリングカー選手権(WTCC)やニュルブルクリンク24時間レースなどでは、M3や3シリーズベースのマシンを投入、ワークス活動を盛んに行ってきた。ドイツツーリングカー選手権(DTM)には2012年からM3で復帰すると正式発表している。

F1との関わりは1980年代のブラバムに、M12/M13という直4ターボエンジンを提供したことから本格化している。2000年にはBMWウィリアムズとして本格参戦、自社開発のV12エンジンのパフォーマンスもあり2001年にはラルフ・シューマッハのドライブで3勝している。

2005年にはザウバーを買収、コンストラクターとなってBMWザウバーF1で参戦。2007年にはコンストラクターズ2位を獲得しているが、2009年を最後に4年で撤退した。チームはペーターザウバーが買い戻し、2010年もBMWザウバー名で出場しているが、最終的にはBMWの名前が取り除かれることが認められている。

また、2011年からはミニ・カントリーマン(日本ではクロスオーバー)をベースにしたWRCカーのミニWRCで、2011シーズンの途中からWRCに参戦する。 

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