ポルシェ911（930）911、採寸＆装着確認（完成）

本日はポルシェ911（930）にご来社いただきました！ お持込みくださいましたお客さま、遠方より誠にありがとうございます。
1974-1989年にかけて発売されましたポルシェは2代目の911（930）、そのノーマル車両になります。

発売当初に採寸を行い、専用タイプとして販売をつづけてきましたポルシェ911（930）ですが、以前にカレラウィング付きのポルシェ911（930）の型の改良を行い（その時の製作日誌はコチラ）、ノーマル車両はそこからウィング分のボリュームを削ったものを使用していました。

しかし、正確にはノーマル車からの採寸ではないため、このリア部分、若干のフィット感の甘さがあったものと思われます。
ノーマル車両もいまなおカバーのご注文を多く頂戴する車種ですので、改めてノーマル車両からの採寸を望んでいました（機会をくださいましたお客さま、誠にありがとうございます）。





ちなみに仲林工業では、フルモデルチェンジした国産の新型車（トラック・バス・バイク・福祉車両等以外）や、
メルセデス・ベンツ / AMG / BMW / BMWアルピナ / アウディ / フォルクスワーゲン / ポルシェ / ジャガー / MINI / ローバー / フェラーリ / アルファロメオ / ルノー / プジョー / ボルボ / シボレー / フォード / クライスラー
上記海外メーカーのフルモデルチェンジした新型車を常に求めております。
まだ仲林工業に型が無い場合、採寸にご協力いただけましたら、第1号ボディカバーを無料でプレゼントさせていただくキャンペーンを実施中です（詳しくはコチラ）。

以前にポルシェ911（930）ターボで採寸したサンプルカバーがありましたので（その時の製作日誌はコチラ）、試着してみました。
当然ながら、ウィング分のゆとりが出たため、それを削ったかたちで完成です。

装着シルエットを掲載します。











うしろマチ「なし」の型になっています。
マチとは？
横生地と天井を走る生地の間、コーナー四隅に入っている細長い三角の生地のことです（車種形状により、四隅に入っていないものもありますが、だいたい、四隅にこのマチがあります）。
もっとわかりやすく知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
ページ後半から、灰色の生地にて縫いつけてある部分（パーツ）のことを「マチ」と呼びます。
出来るなら、このマチは無い方がボディカバーとしては良いです。
ミシンの縫い目が減ることで、その分、老朽化が遅れるからです（縫い目があると、糸が解けたり、切れたりして、どうしても老朽化の原因になってしまいます）。
また、雨水などの浸透も少なくなります。

ただ、お車の形状により、マチを無くすことでフィッティングが崩れる場合もあります。
フィッティングが劣ってしまってもいけないので、その場合はどちらがベストかよく検討したうえ、マチを入れたりしています。





リア部分も、形状に沿ってきれいに詰めることができました。

お客さま、この度は実車のお持込み、誠にありがとうございました！ 朝はあいにくのお天気だったのですが、帰路は青空も垣間見えて良かったです。
TT-9000（裏起毛）生地による第1号ボディカバーの製作に入りますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します。


ご注文はサイトからお受けしております。
ボディカバー・車体カバーの老舗 仲林工業
https://www.nh-cover.jp/