車検前整備予備点検

1ヶ月の自賠責に加入し、仮ナンバーを借りて6年ぶりに公道を走行。クラッチとステアリングの重さはかなりの物だが、シフトフィールは適度にショートストロークでしっかりと節度があり、308GTIやRCZ-Rなどと比較にならない程良い。回転数が上がるにつれてパワーとトルクが湧き出てくるこのエンジンは、今時のものとは違い全く洗練されていないが、これがまた良い。

リアの突き上げが酷いのでリフトであげてみると・・・右リアが全く動かず。ショックアブソーバーのオイルが完全に抜けた上固着している。何度も上げ下げしても全く動かず、走行しても全くダメ。交換するしかない。フロントは正常に動作しており、思っていたよりもずっと柔らかい乗り味で、とあるエグザンティア乗りの方が「締まっているがとても乗り心地がいい」と言っていたのが、ハイドロを知った今になると分かる気がする。ブレーキもマスターシリンダーが右にあるため、左ハンドル車と同じリニアなタッチで純正ローター、パッドを使っているため、速やかに制動力が立ち上がり操作しやすい。

左は動いているが、トラベルが少ない。純正ショックは生産終了だったが、シュペール用に確保していた物が適合することが判明。車検時に交換。

排気系統は例によってこの年代のPSAのご多分に漏れず、リアサイレンサーとセンターの接合部分が錆で壊れる可能性あり。現在排気漏れはなく車検後の交換で問題ない。

燃料フィルター周辺にも滲みがあるが、ガソリンならこのようにならないはず。一応交換とする。

フロントアンダーガードの破損はほとんど見られず。ミッションケースには滲みあり。右ロアアームは一部ブッシュ切れあり、左は辛うじて繋がっているが左右同時交換対象。ストラッド、スタビリンクなどは異常なし。左ステアリングラックブーツ切れ。

配管類のチェックをすると、リアブレーキパイプに腐食あり。漏れはないので今後の課題。

必要パーツ類。ボンネットダンパー左右、左ロアアーム、ボールジョイント、タイミングベルト、ウォーターポンプ、テンショナー、燃料フィルター、センターマフラー、リアマフラー、クラッチワイヤー。部品を取り寄せ後に整備。すれ違い灯インジケーター電球切れ、右サイドエアバッグ警告灯常時点灯(カプラー接触不良)修理。車検取得時期は年度内の予定だが未確定。