[CBR250Four] #4番気筒の失火対応・その4「高圧ケーブル#1と#4の入れ替え」

#4番気筒の失火対応・その3「車載バッテリーのFULL充電」（→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7719567/note.aspx ）からの続き。

しばらくの間、調子良く走ってくれていたCBRでしたが、あるときまた#4の失火が再発しました。更なる対策が必要になりました。

CBR250Four は#1#4と＃2＃3の2気筒同時点火方式。

上記の整備手帳「その3」に書き込みいただいたコメントによると、「プラス放電となる#4や#3は着火エネルギーが弱いかも（＞超意訳）」とのことで、「同じコイルの高圧ケーブル(#1と#4)を入れ替えてみては？」とのアドバイスを試してみることにします。

IGコイルと高圧ケーブルは、燃料タンクを「ズラす」ことでアクセス可能となります（すべてを取り外す必要は無し）。

燃料タンクの位置をズラすにあたって、燃料ホースが変に突っ張ったり抜けたり折れ曲がったりしないよう、注意します。

燃料タンクを車両の右上方向にズラした状態。

この状態で、燃料タンク直下に位置しているIGコイルや高圧ケーブルに手が届くようになります。

少しだけ近接して撮影したショット。

アルミフレームで囲まれた領域にIGコイルがあります。4気筒エンジンで2気筒同時点火方式なので、IGコイルは2つになります。

IGコイルには、もともと別作業のときに「#1#4」と「#2#3」のマーキングを付けてあります。

今回は、この#1#4用のIGコイルに接続している高圧ケーブルを互いに入れ替えして、#4の失火症状が改善されるかどうかを試してみます。

#1と#4の高圧ケーブルを、IGコイルから取り外したところ。

高圧ケーブルの接続口を観察します。

どちらかと言うと、（#4よりも）#1の高圧ケーブル（画像の下側）の方が、経時劣化による材料の痛みがあるような感じでした。

IGコイルは固定（入れ替えしない、の意）のままで、それに接続している高圧ケーブルを#1と#4で入れ替えしてみます。

高圧ケーブルの入れ替え後、もしも#1番気筒が失火したならば、高圧ケーブル#4が失火の原因として怪しくなります（∵症状がケーブルに付いて回るため）。

高圧ケーブルの組み換え時は、ケーブルにストレスを与えないように、いったんIGコイル本体を取り外してから接続します。

こうして、IGコイル本体を不変とし、#1と#4の高圧ケーブル（のみ）を互いに入れ替えてエンジンを始動させてみました。

このときの結果は、入れ替え前と同様「#4番気筒が失火する」ことが再発し、失火が#1に変化する（ケーブルに付いて回る）ことはありませんでした。

よって、次なるトライに進みます。
（「その5」に続く。）
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[CBR250Four] #4番気筒の失火対応・その5「IGコイル入れ替え→排気管温度計測」→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7769152/note.aspx をアップしました。