本腰キャブ調整

先ず、現状把握の為にシンクロテスターをあててみれば・・・正常と思われた右キャブの負圧が出てない！
手順
十分に暖気運転を行ったら
1）リンケージを外し、左右キャブの同調をフリーにする。
2）左右アイドルアジャスタースクリューを0タッチ位置から3回転押込む、コレは取り敢えずアイドリングするであろう位置。
3）左右ミクスチャースクリューを少しずつ回し、回転の1番高くなる位置に合わせる（回転が1番高い位置が適正空燃費であると考える）。
4）シンクロテスターを使い、負圧の位置を合わせる様に左右のアイドルアジャスタースクリューを調整する。
5)は2）〜4）を3回ほど繰り返せばアイドリングが安定する。
6）最後にミクスチャースクリューを45〜90度開く、若干アイドリングは下がりますが、少し濃い目にサジ加減。
7)リンケージの長さ調整しセット
8）加速ポンプを効かせない力でゆっくりスロットルを開け、ミスファイヤーが無いか確認する。
＊加速ポンプは絞った位置から実走行で調整していく。
アイドリング時の律動と排気音が明らかに変わる、ピョンピョン跳ねてた回転計の針が安定した。

ついでにリンケージのボールジョイント、アクセルワイヤー、アクセルペダル、スロットに関わると思われる全てにCRC＆給脂を行なってところ、アクセルが軽くなった♪

いい物見付けた。
7mmのソケット用ダイヤル、さてどの様に使うかと言うと・・・

カドロンキャブレターの加速ポンプは、7mmの樹脂製ナットを調整するのだが、コレが中々・・・メガネレンチを駆使し、180度回すのに4〜6回はレンチの抜き差しを繰り返す。
ところが、画像の如くクルクルとダイヤルを回す事が出来る！
ホームセンター、探せば使える物が有るんだな〜

先日の寒さが嘘の様な小春日和、正にキャブ調日和。オープン日和ではあるが、知合いに見つかるのを恐れ幌を上げバイパスへ・・今日の課題は加速ポンプ、予めゼロタッチから3mmほど締めてスタートした。40〜60kmへの加速は問題なし、60〜80kmは少し息継ぎ、80kmクルーズも時折見せる息継ぎ。左のみ1mm締め再開、80kmまでの加速及びクルーズはスムーズに。しかし・・・排ガスが不燃焼臭い。左右共に15度締め込めば、加速時キャブからの吹き返しが凄い！
シンクロテスターは持たずに出たので、加速ポンプが効かぬ程ゆっくりアクセルを開け、スムーズに吹き上がる様にミクスチャー スクリューを微調整する。しかし、大雑把なカドロンと言われるが、1〜2度でこんなにも変わるものなのか！
低速域はトルクフルで乗り易くはなるも、かなり濃い目、プラグ見るまでも無いほどに排気出口は煤まみれになってる（涙）
燃費は悪いだろうが、取り敢えずは良しと・・・後は高速での状態を確認するのみかな♪