亀有エンジンワークス ミツバタイプ　フューエルポンプ  

我々世代、電磁ポンプと言えば「ミツバ」が思い浮かぶ。私自身も40年前にお世話になった・・・当時、日産L20に三国三連SOLEX＆タコ足＆デュアルマフラー（三種の神器）電磁ポンプはミツバがセオリー。そして356のポンプ交換の際に考えたのがミツバ、がしかし既に生産中止との事だった（汗）
検索すればヒットするのはNISMOばかり・・・そんな中「亀有エンジンワークス」のポンプを見付ける。亀有E/Wと言えば当時Zの改造でその名を私も知る会社だ、NISMOと亀有、画像で外観上の違いは確認できぬ。「何処に造らせてるか解らぬ量産品よりも」と、安易な考えから亀有のポンプとした。後日、佐味田屋さんより「電磁ポンプは？」の問いに「亀有製にしました」と応じれば「良い選択ですね」と・・・実は亀有ポンプ開発には裏話があった。
佐味田屋さん(ZEAL)の所属する、旧車快適仕様を開発されてるAqua Garage（アクアガラージュ）社は旧車の電磁ポンプ化にミツバ製をメインで使われていたそうで、生産中止後NISMOポンプを使用する様になってからキャブレターの不具合が発生し、原因がつかめず１０年近く試行錯誤。行き詰まった同社は、偶然ミツバ電磁ポンプの新品ストック品を見つけ、ミツバ製に交換したら不具合が解消されたと聞く。並行して他社の電磁ポンプを使用したが、どれも全て不具合が生じたそうです。
そこで同社は、懇意にしてた亀有エンジンワークス社長に相談。亀有エンジンワークス社が「製造を検討する」事になり「亀有E/W製ミツバタイプ電磁ポンプ」が世に出るきっかけとなった。その後、亀有エンジンワークスにてミツバ電磁ポンプと同仕様の燃料ポンプがラインナップされ。AG（Aqua Garage）グループである佐味田屋さん（ZEAL）も使っておられ、何の不具合も無いそうだ。
何の疑いもなく購入したポンプにそんな秘話があったのですね。
●最大吐出量：1400cc/min
●最大圧力：0.3 kg/cm2
Aqua Garage（http://www.acqua-garage.com/index.html）
ZEAL（http://zeal-gaia.com/index.html）