レトロな“空冷ポルシェ”買っちゃった。ポルシェとしてはリーズナブルな価格やカジュアルなキャラクターで911とは違った魅力を持つモデルですわ( ´ ▽ ` )ノ
『レーシング・ポルシェのエンジンレイアウトを受け継ぐミドシップ・エンジン・スポーツカー・・・・・ポルシェ914の操縦性、安全性は、すばらしさそのものです。いつでも簡単にとり外せるルーフ、フレキシブルなエンジン、高速での安定のよさ、コーナリングの確かさ・・・・・100%スポーティで、しかも使いやすい、それがポルシェ914です。』
『 1969年9月11日のフランクフルトショーでデビューした、ポルシェとVWの共同開発による世界初の量産ミドシップスポーツカー。エントリーモデルという性格上、コスト低減のため長年協力関係にあるVWのコンポーネンツの流用を前提に設計され、販売はVWとポルシェが50:50で出資したVW-ポルシェAGで行なわれた。
ポルシェ自社のデザインによる2座モノコックボディは、911タルガのようにロールバー兼用のクォーターパネルと着脱可能なFRP製トップを備えており、オープンエアモータリングも楽しめた。コクピットとエンジンルームを挟んだボディの前後には大きなトランクスペースがあり、後部には外したFRP製トップも収納可能だった。サスペンションは前マクファーソンストラット/トーションバー、後ろセミトレーリングアーム /コイルによる全輪独立。ブレーキは全輪ディスクで、フロントのみベンチレーテッドであった。
ポルシェの市販車としては初めてミドシップマウントされたパワーユニットは、VW411Eから流用した空冷フラット4OHV1679cc・80PSと、68年型911Tと同じチューンのポルシェ製の空冷フラット6SOHC1991cc・110PSの2種があり、前者が914、後者が914/6と呼ばれた。ギアボックスは双方ともポルシェ製の5速MTである。72年には、高性能だが高価で量産ができないポルシェ・エンジン搭載の914/6が消滅、代わりに同年9月には1971cc・100PSにまで拡大したVW製フラット4を積んだ914/2.0が加えられ、さらに73年8月に1.7インジェクションユニットは1795cc・85PSのツインキャブユニットに換装された。
性能的には911に及ばないものの、ミドシップならではの高水準のハンドリングとポルシェ伝統の優れたフィニッシュを比較的安価で提供した914だが、個性の強いスタイリングと2シーターだったことが災いして幅広い人気を獲得するには至らず、75年11月よりオーソドックスなスポーツクーペである924に取って代わられた。』・・・・・だそうですわ。
全長:4,115mm × 全幅:1,660mm × 全高:1,260mm
ホイールベース:2,450mm、トレッドF/R:1350/1380mm
原動機形式:水平対向空冷4気筒O.H.V
内径×行程(mm):94.0×71.0
総排気量(c.c.):1,970
圧縮比:8.0:1
最高出力(DIN/r.p.m):100PS/5,000
最大トルク(kg-m/r.p.m):16/3,500
潤滑方式:ウェットサンプ
燃料供給方式:ボッシュエレクトロニックフューエルインジェクション
クランクシャフト:4メーンベアリング
点火方式:バッテリーコイル
バッテリー:12V-45A
ジェネレーター:700W.A.C
変速機方式:フルシンクロ5速
変速比:i=3.090、1.888、1.260、0.925、0.709、後進3.127
最終減速比:7:31=i=4.429
クラッチ:乾燥単板
車体:モノコック
フロントサスペンション:独立懸架マクファーソンストラット
リアサスペンション:独立懸架セミトレーリング
フロントスプリング:タテ置きトーションバー
リアスプリング:コイルスプリング
フロントショックアブソーバー:筒型複動油圧式
リアショックアブソーバー:筒型複動油圧式
主ブレーキ:全四輪ディスク
駐車用ブレーキ:機械式後二輪
ホイール:フロント及びリア51/2J×15
タイヤ:フロント及びリア165HR15
エンジン油容量(ℓ):3.5
燃料タンク容量(ℓ):62
トランスミッション及びデフ油量(ℓ):2.5
最高巡行速度(km/h):190
0〜100km/h加速(秒):10.5
車両重量(kg):895
乗車人員:2
※VWエンジンを搭載する914は生産台数11万5,631台。6気筒のポルシェエンジンを搭載する914/6は生産台数僅か3,338台。
※当時(1976年モデル)の価格は、914/2.0が328万円、914/2.0Sが348万円。