ドアタッチセンサー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
2
今回使った道具の一覧です。右から…
内装剥がし→ドアのトルクスネジを隠しているキャップを開けるときに使います。
ピック→タッチセンサーのコネクターを外したり、センサー本体をドアノブから引き抜く時に必要です。
T20トルクス→ドアのキーシリンダー部を固定しているネジを緩めるのに使います。後部座席のドアのトルクスはある程度の長さが無いと届かないので注意が必要です(画像のT字レンチは110mmですが十分な長さでした)。当初L字のトルクスを使いましたが私は大変な目に遭いました…詳細は後程…。
マスキングテープ→色々な養生に使えます。今回はボディに直接工具をつける場面も多いので出番もそこそこ有りました。
針金→今回のMVP、これが無ければ作業完遂は不可能と言っても過言では無い程の必須アイテムです。具体的な使い方は後述します。太さ0.7mm程度の物を購入しています。
タッチセンサー本体はいつものアリエクスプレスで手配、部品番号4G8 927 753でした。
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初めにドアを開いて側面に有る2センチほどの黒いプラキャップを外し、T20のトルクスネジを緩めます。緩めた後は奥に押し込むとキーシリンダー部が緩みますので上下左右にこじりながら抜きます。
画像はシリンダーが抜けた後の場面です。矢印の方向に力を加えて車両後方側のかみ合わせを外しました。ここまで来れば、車体からドアノブ部が外せます。ただし、まだコネクターが繋がったままなので無理に引っ張らないようにしましょう。
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ドアノブの車両前方側です。ピックでコネクターを外しました。
赤丸の部分が爪で止まっていますので、外します。右側は両側から爪で挟み込まれており左側は溝にはまり込んでいるだけでした。
この2カ所を外し、車両後方側にピックを入れて、てこの原理でスポッと抜けます。
この感覚は…カニの足ですね…(笑)
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タッチセンサーが交換出来たら、逆の手順で組んでいきます。個人的にここが一番の難関でした。ドアノブを組み込む際に画像の銀色の部品を赤矢印の方向に立てる必要があるものの、かなり強いテンションが黄色の矢印方向に掛かっています。つまり、力を加えつつドアノブを掛けなくてはなりません。これが至難の業で、恐らく344ROCK様の針金を使う方法以外では実行はかなり困難です。私も試行錯誤して指やピック、釣り糸など多数チャレンジしたものの全て上手くいきませんでした…。
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結局針金を引っ掛け引っ張る形になりました。この状態のままドアノブを被せるように嵌合に引っ掛け、かみ合ったら針金を切って片方から抜きました。
個体差なのか、うちのS4はフロントのドアはこの金具が垂直になるまで立ったのにリアドアは完全に立たず、えらく組み立てに苦労しました。4時間30分程度の作業時間のうち優に2時間はこれに費やしていました。
文で表現するのは非常に難しくコツが要ります。YouTubeでもドイツとかロシアの人が実演しているので観てみるとイメージが沸くかも知れません(人任せですみません)。
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紆余曲折ありながらも何とか作業完了しました。取り外した対策前のタッチセンサー達です。エラーを吐いていた右側リアは右から2番目のセンサーで、タッチする部分が白く濁っています。横から見てみると、白い部分に亀裂が入っていました。この亀裂から雨水が浸入しショートしたものと思われます。
交換後はすこぶる快調で、触ってからの反応も以前と比べものにならないくらい良くなりました。
タッチしようとして反応しなくて鍵をいちいち取り出してボタンを押すという作業が無くなるだけでこんなに快適とは…。
意外にこういう細かい部分が使いやすさに直結するんだと痛感しました。
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…余談です。(笑)
後部のトルクスネジを緩める際に誤ってL字のトルクスをドア内部に落としました(笑)
これを救出するのがまた面倒くさい!!
内張を剥がすものの、トルクスが落ちているのは更にもう1枚鉄板の外側。仕方なしにスピーカーを外して手を突っ込んで取りました。トルクスは大きめのT字型の物を使うか、ある程度穴に落ちないように大きさのある物にした方が絶対おすすめです!
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