目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
連休中に冷却系のメンテをしよう!と計画、クーラントやサーモスイッチ、ドレンコック、リザーバータンク、バイパスホース類を手配しました。
ところがリザーバータンク本体とRACVと繋がる2本のホースは生産終了となっていました。
2
今回クーラントは純正を諦め、KYKの長寿命タイプにしました。2Lで約1000円、4年または10万キロ使用可能とのこと。
アッパー・ロアホースとサーモスタットは、交換履歴があるのでまた今度です。
3
クーラントを抜くためにファンシュラウドを外します(下に潜れば必要ありません)。
ドレンコックは写真中央の白いやつです。
エンジンが冷えた状態(厳守)でドレンコックを緩め、ラジエーターキャップを外して当分の間放置してクーラントを抜きます。
クーラントの処分は工場で引き取ってもらいますが、猫砂で固めて捨てるという方法もあるようです。
4
写真右下あたりにあるサーモスイッチは、バッテリー下あたりから手を伸ばし、カプラーを外してから緩めます(24ミリのディープソケット使用、トルク24Nm)。
こちらのシュラウドは取り外さなくてもよいですが、リザーバータンクを取り外すために緩めておきました。
なお、サーモスイッチのみ交換する場合は、クーラントを抜かなくても大丈夫です(キャップを外さなければ大気圧が掛からないので漏れません)。
5
唯一部品供給があったのが、写真中央の短いバイパスホース。
その右のRACVホースも交換したかったのですが・・・。
6
このホースは外した後、クーラントを注入するときのエア抜き通路とするためすぐに交換せずにおきました。
ちなみに抜いたパイプの左あたり、シリンダーヘッドに挿さっているのが水温センサーです。
7
外したホースは、それなりに硬化していました。
同じ径で同じような場所にあるRACVホースが心配になります。
他にも今回見送った、オイルクーラーのホースやサーモケースから出るホースなど、不安が募ります・・・。
8
取り外したホースは変形していますので、新品ホースの寸法を調べておきました。
外径は約13ミリでした。
9
内径は約7ミリ。
寸法がわかりましたので、生産終了のホースは汎用ホースで代用できないか調べてみるつもりです(曲がりは合いませんが、ホースを長めにして曲げRを緩くすれば何とかなるかも)。
10
今回、もっとも交換したかったのがこのサーモスイッチです。
今のところ正常に作動しているようですが、ちょっとスイッチが入るのが遅いような気もするので・・・念のためです。
11
サービスデータによると、スイッチが入るのが91~95度、切れるのがONになってからマイナス3~8度とのこと。
ECUの検知する水温はヘッド部の水温ですが、このスイッチはラジエーター下部にあります。
水温はヘッド部でもっとも高くなりますが、それがラジエーターで冷やされてまた循環します。
スイッチが入るのが91~95度というのは、冷やされたはずの水温がここまで達していたら、ファンを回してもっと冷やそうということです。
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交換できなかったリザーバータンクは中も外も綺麗に洗浄(これに一番時間が掛かったかも)して、ドレンコックも念のため交換し、すべて元に戻してからクーラントを注入します。
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注入していると、上で書いたエア抜き通路から溢れてきますのでそこでホースを取付。口元まで注入したらエンジンを始動します。
サービスマニュアルには「ラジエータキャップを仮締めし、1500rpmでファンが2回作動するまで暖機する」とありましたが、私はアイドリングしながら様子をみました。
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最初はサーモが閉じているので変化が少ないですが、開いてくるとエアが抜けて液面が下がり、さらに水温が上がると膨張して溢れてきます。その状態でファンが回ると一気に液面が下がるので、そこで補充してキャップを締め、エンジンを停止しました(火傷に注意!)。
15
リザーバータンクには多めにクーラントを入れておきます。
MAXラインよりはるか上のHONDAの刻印まで入れておいたのですが、走行して温度が上がり、冷えたら写真のレベルまで下がっていました。
完全にエアが抜け切って落ち着くまでは、水温が上がって冷える度にレベルが下がりますので、クーラントを交換したらしばらく経過観察を忘れずに!
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