インテーク・インレットバルブのカーボン除去
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
Amazonのブラックフライデーで購入したファイバースコープで前から気になってた、ブレラのインテークバルブ周りを確認してみました。
2
日頃からできる限り回転数は維持した運転を心がけていますが、状態は写真の通りです。走行距離は6万キロ少々。バルブシートも少しカーボン被ってそうな様子。ファイバースコープはプラグ穴から差し込んで、サイドカメラで撮影しました。
3
ということで、インテークポートから洗浄剤を使ってカーボン除去をトライしてみます。インマニまで意外とすんなり、段取り良く外せます。
4
スロットルは煤は多少付着ありますが、実害がある感じでは無さそうです。せっかくなのでこちらも洗浄しておきます。
5
肝心のインテークポート周りですが、カメラで見たとおりそれなりにカーボン付着あります。
6
使用した洗浄剤はKUREのエンジンコンディショナー。
ポートがひたひたになるまで各ポートに噴射していきます。
バルブ位置合わせてるわけではないので、液が溜まるポートと抜けるポートありますが、ここは気にせず何度か繰り返し噴射します。溜まった洗浄液はオイルチェンジャーで吸い出します。
7
洗浄中の様子。真っ白の洗浄液があっという間に真っ黒に変わっていきます。汚れが出なくなるまでひたすら繰り返し。
また固着したカーボンを落とすために、配管用ブラシ、ないしは水筒用ブラシでゴシゴシします。傷がつかないように必ずナイロンブラシです。
ブラシでこすると塊でカーボンが取れます。燃焼室に入ると良いことはないので、洗浄液をためて溶かしながらチェンジャーで吸い出します。
8
先に取り外したスロットルも、
さてコンディショナーで清掃しました。
9
さて、洗浄後のポートの様子ですが、ご覧の通りかなりきれいな状態になりました。まだ一部固く落ちきらなかったものが見えますが、バルブに傷をつけるほうがリスクなのでここは見ぬふりをしました。
10
先述の閉まっていないバルブの気筒は、燃焼室に洗浄液と多量のカーボンが溜まっていました。これもカーボン残さすキレイにプラグ穴からチェンジャーホースを差し込んで、吸い取ります。状況はファイバースコープで確認しました。
吸いきれなかった液は、燃料ポンプのフューズ、プラグを抜いた状態で、空クランキングを何度かしてプラグホールから飛ばします。(しっかり吸ってても、液が多少飛び散るので、吸われないくらいの大きな布をホールにかぶせてきます。)
11
作業後、エンジンを暫く暖気して残った液を燃やします。排気は数十秒は白煙が出てきました。
作業後の体感できた効果は、
・アイドリングの振動が大幅に軽減
・吹け上がりが以前よりも全然良い
という点でしょうか。
それなりに面倒くささはありますが、放置すれば何れエンジン不調になりますから、その前にこまめにやってあげるのも良いかもしれません。
ただインテークパイプ、この年式なので脱着の際にフレキの部分が割れました。新品が無さそうなので、取りあえずはゴム接着剤で応急修理しておきました笑
12
上記の作業方法はあくまで自己流なので、参考にして下さい。場合によっては洗浄液がバルブステムを侵したり、落としたカーボンが触媒や別箇所で悪さをする可能性もあると思われます。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク