3ヶ月待たされて、仏滅の夜に納車である。
そういうのを気にするオヤジなら営業マンに怒鳴り散らす場面である。
営業マンは残金の百数十万円の札束を持って夜の闇にとっとと消えていった。
オプションでフロアマットを購入していたが
その上にゴムのマットを敷いた。
ナビとETCは前のクルマから外したものを移植、パーツ代やらで1万円ほど。
というわけで、翌朝、初めて明るいところで自分の新車を見た。
早速、職場まで運転してみる。
年度末で混んでいる道をちんたら走ったわけだが、
意外に1000ccのエンジンはスムーズに走る。
交通量の多い都市部を走るという前提なら十分のトルクである。
電動パワーステアリングは感触が悪い。
この手のクルマにスポーツ性を求めてはいけないのだろうけど。
燃費計に表示される数値は15km/L。
カタログ値が24だから6割程度かな。
混んでいる都市部としてはまあまあの燃費か。
この数年、ポロ、86,アクア、WRXと小さいクルマが多かったので
背が高くて室内が広い車は久しぶり。
その割にコーナリングでふらついたりすることなく快適な乗り心地だ。
ボディ剛性が水準以上なんだろうね。
しかしながら、ちょいとスピードを上げてコーナーに入ると助手席の嫁さんが「わ~」という。
外に膨らむアンダーステアを感じるようだ。
背の高いクルマに慣れていないせいもあるが、原因としてはタイヤかな。
ノーマルの165/65/14は性能がかなり不足している。
取説をみると指定空気圧は2.6とある。
高めの空気圧でなんとか支えているという感じ。
それでも、コーナーはかなりきつい、空気圧を2.8まで上げてみた。
不快なロールは少しは収まったもののアンダーステアはまだ強め。乗り心地も悪くなる。
街乗りやワインディングでスイスイ走るためにはこのタイヤではダメだな。
使い勝手で気になったのが室内の広さに反して、出入り口の狭さ。
リアゲートの入り口などに出っ張りがあって大きい箱が乗せにくい。
また、リアスライドドアも電動で重宝なんだけど大きい荷物を入れようとすると
開口部が意外に狭くて使いにくい。
1000ccのコンパクトなんでそこまで要求するのはなんだけど。
ムーブやタントと比べると運転席足元やリアシートの余裕がある。
標準体型以上の大人男性4人がゆったり移動できるミニマムサイズなんだな。
追記
納車されて5ヶ月が過ぎた。
エアコンも影響しているのだろうが燃費が悪い。
給油時の計算でも車内の燃費計でも10km/Lを下回った。
片道数キロのちょい乗り専門だから燃費が伸びるとは思えない。
多分、このクルマの燃費の最低ラインなんだろう。
納車後、1ヶ月ほどでタイヤ・ホイールを交換した。
どちらも中華製の安物。
サイズはこのクルマのオプション、もしくは上級グレードと同じもの。
乗り心地もコーナリングも格段に良くなった。
電動パワステのフィーリングの悪さも目立たなくなった。
タイヤが良くなったことでついついアクセルを踏み気味になったのも燃費悪化の原因かな。
もう一つ
ドアパネルの内部から不定期にカタカタ音がする。大きな音ではないがタイヤが拾う振動に連動してドアパネルかガラスに何かが当たっている。
ディーラーで見てもらったが、改善されず。
また、音が出ているとディーラーへ。
じっくり見たいから、と2日間ディーラーに預ける。
サービスの主任がニコニコしながら報告。
ゴムのパッキンをドアパネルに固定するプラスチックのビス。
これがドアパネルの穴の大きさと合わずに遊びがあるそうだ。
トヨタ車はこんなことはないのだけど、ダイハツだからなのかな、という。
このような、構造的欠陥を発見するのは整備士のお手柄でもあるそうで。メーカーにフィードバックされて年次改良されるという。
そしてディーラーの工場はメーカーから感謝状のようなものがくるそうだ。
というわけで両側ドアのパッキンとビスを全交換するということで。
部品が来てからまた1日半ディーラーに預けることに。
というわけで、クルマの振動でドアパネルの内側から音が出るのは初期不良です。