③リヤアクスル☆ベアリング・ブレーキ廻りリフレッシュ٩( 'ω' )و
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それでは古いベアリングが外れたアクスルシャフトに新しいベアリングを組み込んでいきます。
新品のベアリング注文するとベアリングインナリテーナもセットで入ってきます。
ベアリングインナリテーナには方向性があるのでアクスルシャフトに組み込む時は要注意です。
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それではアクスルシャフトにベアリングを組み込んでいきます。
ベアリングアウタリテーナは再使用不可部品ではありませんがまだ部品取れるので交換します。
ベアリングアウタリテーナは内外の方向性があるのと左右で部品が違うので要注意です。
アクスルシャフトにベアリングを組み込む前にベアリングアウタリテーナを組み込んでおかないと一度ベアリングを圧入してからでは組み込むことができないので要注意です。
ベアリングの組み込みはプレス機使用です。
アクスルシャフトに上からベアリングアウタリテーナ→ベアリング→金属筒(代用工具)の順で通します。
ちなみに金属筒は圧入の際ベアリングを支えるための代用工具です。
金属筒の内径はアクスルシャフトの外径よりわずかに大きいものをチョイス。
金属筒の内径が小さ過ぎると圧入した際にアクスルシャフトから抜けなくなる怖れがあるので注意が必要です。
圧入時に必ず金属筒がベアリングの一番内側を保持するようにセットしましょう。
ベアリングの外側を保持するとベアリングが破損します。
プレス機の力が安定してかかるようアクスルシャフトの一番上には皿状の金属をセットしておきます。
3
ベアリングが圧入できたらベアリングインナリテーナを圧入します。
ベアリングインナリテーナは修理書では約150℃に加熱して圧入する必要があるようです。
修理書のような加熱機材がないのでどうやって加熱するか・・・?
加熱無しで圧入しようかとも思いましたが何らかの理由があるはず。。。
ということでバーナーで加熱です。
修理書ではリテーナは150℃以上になると表面がわずかに黄色を帯びてくるのでこれ以上加熱しないようにと・・・
色が変わらない程度に適当に加熱です。
ベアリング圧入時同様に金属筒で下から支えてベアリングインナリテーナをプレス機で圧入します。
先程も述べましたがベアリングインナリテーナには方向性があります。
丸みを帯びてる方が下側(車に組み付けた時に内側になる方向)になるように圧入します。
4
ベアリングと違ってベアリングインナリテーナの圧入はかなり大きな力が必要でした💦
アクスルシャフト外径とベアリングインナリテーナ内径のクリアランスはかなりシビアなものだと思われます。
修理書で加熱が必要と記されていたのは熱膨張を利用して圧入しやすくするためでしょう(^_^;)
なんとか無事圧入成功です。
5
アクスルシャフトにベアリングが組み込めたらガスケットを仮組みします。
2つのガスケットは共に方向性があります。
内側の金属ガスケットは切り欠きを下にして
外側の紙のガスケットはバッキングプレートの切り欠きと位置を合わせて組み付けます。
※修理書的には双方のガスケットにシールパッキンシルバーというおそらく液体パッキンと思われるものをを塗布しろと記されてますが忘れてました(^_^;)
影響は小さいと思いますが代用で液体パッキン塗っておけばよかったかも・・・
とりあえずあとはアクスルシャフトを組み込んでいきます。
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アクスルシャフト挿入します。
オイルシールが当たるベアリングインナリテーナにはグリスを塗布しておきます。
ホーシングに組み付けたオイルシールのリップ部にもグリスを塗布しときます。
オイルシールを傷付けないように慎重にシャフトを挿入していきます。
シャフトが挿入できたらナット4個を均等に数回に分けて締め付けます。
(トルク 670 kg・cm)
閉め忘れに注意です。
今回はリヤブレーキもリフレッシュということでホイールシリンダーも交換です。
ブレーキフルードが漏れてる訳ではないのでホイールシリンダーの中のシールキット交換だけでも良いかもしれませんが距離を考えるとホイールシリンダーASSYで交換した方が安心かと・・・
ホイールシリンダーにつながるブレーキ配管も接続します。
ブレーキ配管のナットの締め付けは緩める時同様に専用の工具を使えばなめにくいです。
7
ブレーキ周りを復元していきます。
今回はライニングもかなり磨耗していたのでブレーキシューを全部交換したいと思います。
ブレーキシューは一見全部同じ部品に見えますが前後で部品が違います。
ブレーキシューのベースの金属に接着されているライニングが前進時のドラムの回転方向と同方向にずらされてます。
これはドラムブレーキの自己倍力作用(ブレーキシューがドラムに食い込もうとする現象)を助長させて大きな制動力を得るためです。
組み付け時には注意しましょう♬♬♬
後側のブレーキシューにはパーキングブレーキレバーやブレーキ隙間自動調整機構が組み込まれていますがこれらの部品も移植する必要があります。
(※組み付け方を忘れた時に備えて分解前に写真で撮っておくのをオススメします。。。)
Cワッシャーのカシメを解いてやると簡単に外す事ができます。
目立ちませんがCワッシャーを外すと小さくて薄いワッシャーが組み込まれてますので無くさないように‼︎
ぶっちゃけワッシャーの存在に気が付かず、はじめに分解した左後輪ブレーキのワッシャー無くしてしまい後日部品を注文しました💦
8
ブレーキシュー組み付ける前に摺動部に耐熱グリスを塗布します。
普通のグリスだとブレーキの熱で溶けて流れてしまいます。
ブレーキ隙間アジャスターボルトのネジ部にもグリス塗布します。
長くなってますがあと少しお付き合いお願いします。。。m(_ _)m
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