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Nuk-P@RailStarの愛車 [マツダ ユーノス800]

十年色褪せなかった価値

投稿日 : 2012年10月19日
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父の定年退職を機に、エチュード以来9年ぶりのマイカー購入話が持ち上がった我が家。仕事で長年ファミリアバンを乗り継いできたためか”ステーションワゴン”は候補に上らず、「第ニの人生をゆったり・・・」との漠然としたイメージで筆頭候補は”ラグジュアリーセダン”に。こうして1996年の夏、発売3年目のマイチェン後のユーノス800がやってきました。我が家にとって初の「セダン」であり、初の「AT車」。実は後者が、このクルマのその後の運命を大きく左右することになります・・・。
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KL型2500ccV6エンジンを搭載する「25G」は当時、ミラーサイクルエンジン車「MC」に次ぐ上位機種でした。それまでのユーノス800のボディ色は、深緑色や紺色のダーク系が中心でしたが、そのイメージを覆す淡い新色「シルキーパールマイカ」はカタログで最も印象に残ったカラーで、その上品な雰囲気からもほぼ即決の状態でした(^^)。なお、2DINスペースに収まるのはカー用品店で後付けした当時最先端の”CDチェンジャー付ナビ”。もはや時代の遺物の感がしますが、お値段はそれはそれは高級車に相応しいものでした(苦笑)。
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そんなユーノス800も、父がATの運転にイマイチ馴染めなかったため、半年後に増車した畑仕事用のスクラムトラック(MT車)ばかり愛用するようになり、稼動率が一気に低下。軽トラは万一の際のダメージが心配だったので、私が懇願して2000年にカペラワゴンへの代替が決定し、宙に浮いたユーノス800は急遽私の管理下に。早速、その"証し"たるWW2ステッカーをリアガラスに貼り、クラブのオフィシャルカー的存在として、2001年にはスーパー耐久レースの富士戦にも遠征。
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「十年基準」を謳ったユーノス800は1993年に登場したものの、そこからマツダは3年連続の大幅赤字。1996年のマイチェンでは、ボンネットフードがアルミ製からスチール製へ変更され、フード裏のインシュレーターも廃止されるなど、随所にコストカットの跡が。一方で、車名が「ミレーニア」となってから迎えた1998年のマイチェンでは、加飾パネル追加などで内装の質感が増し、アルミホイールのデザインも一新。この商品改良に触発された私は、新旧の純正部品を活用した自分流モディファイに着手することに。
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最初のモディファイは新しい純正アルミホイールの導入。スポーティーなパラレルスポークの切削タイプアルミとダンロップのFM702タイヤを組み合わせ、16インチへのインチアップを実現。でもやはり最大のハイライトはインテリアの質感アップ。友人N氏の作業協力を得て、最新ミレーニアに採用された木目調の加飾パネルや内装のメッキパーツを一気に追加。もちろん、新車購入時にすでに廃止されていたボンネットインシュレーターも忘れずに取り寄せましたよ(さすがにボンネットのアルミ化は断念しましたが・・・苦笑)。
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こうして、内装を中心とした地道なモディファイが実り、高級車としての風格を増すことになった我が家のユーノス800。2002年夏に最後の仕上げのモディファイを敢行します。数年前に入手して以来ずっと実家倉庫に保管していた最終兵器、ユーノス800用の純正オプション・「16インチBBSホイール」をついに投入することにしたのです。スポーティーな5スポークアルミも気に入っていたのですが、やはり内装の質感とのマッチングはBBSアルミの方が格段に上でしたね。
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ミレーニアが生産終了する1年前、オールNewのミッドサイズカーとして登場してきたアテンザのセダンとの2ショット。両車は車体サイズや位置付けこそ近いものの、走りのキャラクターやエンジンの特性、そして何よりも湛える雰囲気は好対照。マルチリンクサスペンションが織りなすしなやかな乗り心地、V6エンジンのシルキーなサウンドと上質な回転フィーリング、そして優雅で落ち着きのある雰囲気や独自の車格感は、十年経っても色褪せない、ユーノス800の素晴らしい個性でした。
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間に結婚を挟んだ約3年もの間、知人の送迎から長距離旅行、広いトランクを生かした荷物の運搬に至るまで、RX-7の不得意領域を巧みにカバーしたユーノス800は、私(たち)のカーライフを一層豊かなものにしてくれました。V型のRX-7が現在の赤CHARGE号に進化できたのも、間違いなくこのクルマの存在があってこそ(^_^;)。
父から受け継いだユーノス800は、2003年に私がアテンザスポーツワゴンに代替した後、義父の元に渡って9年間活躍。2012年に売却の運びとなりましたが、今も新オーナーの元で広島の山間を元気に走り回っていることでしょう。

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