ハブリングの効用

純正ホイールを使っている方には関係ない話ですが、市販の社外アルミホイールを使っているピアッツァユーザーも少なからずいらっしゃると思います。
ただ問題は市販の社外ホイールはいろいろなメーカーの車に使えるようにホイールのハブ径は大きめになっています。特にピアッツァなどは56.6mmのハブ径ですから、市場の大半なホイールではブカブカです。
オフセット量などに問題がなければそのまま市販のホイールは履けますが、その場合4本のハブボルトで位置決めがされます。ただ市販のホイールのハブボルト穴がどの程度信用できるかが問題となります。ハブボルト穴の精度が悪いと、どうしても回転にブレが生じます。センターのズレたコマがうまく回らないように、ぶれていると振動が出ますし、ホイール回転によるジャイロ効果も弱く、外乱によりステアリングのキックバックも出やすくなります。また燃費にも影響すると考えられます。

やはりホイールはハブセンターで位置決めされるべきです。社外ホイールには10分の1ミリ単位で正確に加工されたハブリングを必ずつけましょう。
ちなみに私の車はディスクローターも他社製品を取り付けてあるので、ローターにも調整用のカラーが圧入してあります。ピアッツァはディスクローターがハブの裏側につきますが私の車は外側に付けてあるので、56.6mmの部分が2mm程度しか高さがなく、うまくホイールの位置決めの役目を果たしていません。

そのため私は特注で内径49.4ｍｍ、外径57mmのカラーを作って圧入し、高さを7mm延長させています。
ホイールはハブ径60mmなので60/57.1mmのハブリングを取り付けています。