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さわにゃんの"白熊" [トヨタ ランドクルーザー200]

整備手帳

作業日:2017年5月20日

デフオイルの点検と交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 6時間以内
関連フォトアルバムURL https://minkara-dev4.carview.co.jp/userid/2792562/album/288586/
1
 今回は、純正で調達しやすい以下のギヤオイルを使用しました。

 他の方のブログ、HPを参考にさせていただきましたところ、トヨタ車以外にもLSD無しデフにも使えるそうで、万能とは行かないまでもマルチに使えそうです。

 リアとフロントのオイルを同時に交換するので、4L缶を2個準備しました。

トヨタ純正ハイポイドギヤオイルLSD
 グレード GL-5 85W-90
 容量   4L缶
 品番   08885-00305
 価格   約2,000円

 本音を言うと、トヨタ純正の「GL-5 75W-85」が欲しかったのですが、ディーラや用品店で価格が1L当たり約4k超えと高い為、このオイルに決めました。

 これから夏だしオイルは温まりやすいから少し高粘度でもOK、クルマのトルクに比べたらデフオイル粘度の多少増による抵抗は微少だから、燃費にあまり寄与しないだろうという目論見です。

 その他にオイル交換の定番品として、近くのホムセンで5Lのオイルパックリ2つを調達。また、軍手とこぼれたオイルのふき取り用にウエス(ティッシュ)、新聞紙、車体下で横になれる様に段ボールを用意しました。

 オイルの投入口(フィラ)が高い位置にあるので、オイルサクションガン、又は、灯油シュポシュポは、必須と思います。

 また、新品オイルの粘度としてはエンジンオイルより少し硬い程度でしたので、おそらくホムセンで売っているエンジンオイルチェンジャーが使えます。

 まず、10分ほど近所を走行してデフを温めます。元々、純正のオイル粘度が低いので、実は不要かもしれません。次にフィラボルトを24mmのメガネで緩めます。この時に圧がデフ内部の上昇していてシューっとガスが抜ける音がしました。
2
デフ底部のドレンボルトを緩めてオイルを抜きます。また、ドレンボルトの鉄粉を清掃します。この時にフィラとドレン両方のパッキンを新品に取り換えます。ドレンボルトをトルクレンチで絞めます。

 次にサクションガンでオイルをフィラからこぼれるくらいまで入れて、オイルで満たせたら、フィラボルトを規定トルクで絞めます。


オイル交換

リアデフ
 工具      六角凹24mmソケット、ソケットレンチ、メガネレンチ、トルクレンチ(*1)、オイルサクションガン(*2)
 オイルの色   ウーロン茶の色。白濁は無く、水分混入の形跡なし。
 ドレンの鉄粉量 約1.5~2.0mm   
 オイル投入量  約4.2L~4.5L(*3)
 所要時間    約2時間
 *1 締め付けトルクは39Nm。スペアタイヤ外さなくても作業スペースは広く、長い柄のレンチが使えました。
 *2 1000ccのガンがあると作業が速いと思います。500ccだと作業性は良いけど、9~10回のオイル継ぎ足しが必要です。また、サクションガン(中華製の価格が約2kのを購入。)は不要なオイルで洗浄してから使った方がいいと思います。作業途中でオイルを出したら、中から細かい紙の様なゴミが出てきました。
 *3 フィラからこぼれる位入れて約4.3L。4L缶のオイル全て入れた後に、オイルがもう何百mlか必要でした。

 ガスケット
  フィラ 鉄製(品番 12157-10010、価格 約100円)
  ドレン 鉄製(品番 12157-10010、価格 約100円)
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ドレンボルトの磁石には鉄粉がたまってました。
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清掃後のフィラボルトとドレンボルト。

 (リアデフオイルを交換した後に、買い出しや水分補給などして休息しました。)
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フロントデフです。

 こちらは、フィラボルトもドレンボルトも六角凸_対辺10mmのソケットを使います。

 要領はリアと同じです。ただし、フィラの周りは構造物が多く、長い柄のレンチ、頭がでかいレンチは使えません。また、エンジンアンダーガードが地面に近く出ていて、リアと比較して作業スペースは狭いです。


オイル交換

フロントデフ
 工具      六角凸_対辺10mmソケット、ソケットレンチ、トルクレンチ(*4)、オイルサクションガン
 オイルの色   ウーロン茶の色。白濁は無く、水分混入の形跡なし。
 ドレンの鉄粉量 約1.0~1.5mm   
 オイル投入量  約1.9L~2.1L (フィラからこぼれる位入れて約1.9L)
 所要時間    約2時間
  *4 締め付けトルクは39Nm。作業スペースがやや狭かったので、フィラは約20cmの柄のソケットレンチを使い、約20kgの重しを持つことイメージして力を掛けてボルトを締めました。
   (20cm×20kg=約40Nm)

 ガスケット
  フィラ 鉄製(品番 12157-10010、価格 約100円)
  ドレン 銅製(品番 90430-24003、価格 約170円、サイズは鉄製よりもやや大きい)
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ドレンです。
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こちらのドレンボルトにも鉄粉が付着していましたので、掃除しました。


 作業終了まで休憩などを入れて約4時間掛かりました。


 リアとフロントのオイルを交換して試運転しましたところ、運転フィーリングの変化がありました。一般道を少し走りましたところ、旋回時のブルブル感が消えてました。

 人の感覚はそれぞれなので、どれくらい変わったのか上手く表現できませんが、静かになったと思います。


 参考情報として、ディーラーで交換すると以下のようになるとのことです。
 (リアデフとフロントデフのオイルは、トヨタ純正の「GL-5 75W-85」の様です。少し低粘度のオイルだと価格が大分違いますね。)

リアデフオイル取り換え
 オイル量  4.2L
 オイル価格 約18,000円
 工賃    約5,000円

フロントデフオイル取り換え
 オイル量  1.9L
 オイル価格 約8,000円
 工賃    約5,000円

トランスファオイル取り換え
 オイル量  1.5L
 オイル価格 約14,000円
 工賃    約5,000円
フォトアルバムの写真
フロントデフのドレンのパッキン
フロントデフのフィラ、リアのフィラ、リアのドレン ...

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