JR日豊本線　宗太郎駅

（画像は跨線橋より上り方面を望む）

宮崎県との県境に位置する、大分県佐伯市宇目。
その更に南端に位置する県境の駅「宗太郎」。

車のSNSなのに駅がおすすめスポット？とお思いでしょうが。
実はこの駅、大分県を代表する「秘境駅」です。
大分県・・・というより「日本屈指の秘境駅」と言っても過言ではないでしょう。

乗降可能な列車は、上りが2本と下りが1本の3本のみ！
しかも下り（延岡方面）の到着時刻が06：54という超過疎ダイヤです。
（上りは06：39と20：08。これもまた強烈です）

ところで。
なぜ「停車」ではなく「乗降可能」という表現をしたのかと申しますと。
この駅、実は特急列車も停車します。
しかし、それはあくまでも逆方向から来る列車の「通過待ち」のための停車です。当然、扉は開きません。
単線区間ならではのお話です。

そんな秘境駅ですから、県内外から訪れる方が多いようですが・・・さすがに車でないと、フラリと立ち寄ることは出来ません。
これこそ「車のSNSなのに『駅』がおすすめスポット」たる所以ですｗ

ちなみに。
駅のすぐ横には線路と並走する形で、東九州の大動脈である「国道10号線」が走っています。
しかし近年は東九州道の全通に伴い、特に大分県佐伯市から宮崎県延岡市までの間は「無料区間」でもあるため、すっかり交通量が減少してしまいました。
日豊線同様、このエリアの10号線もまた「超過疎国道」です。
ただし「酷道」ではないのでご安心を。片側1車線・舗装済の一般国道です。

「秘境者」ならば一度は訪れたい駅・宗太郎。
佐伯方面からも延岡方面からも、東九州道「北川IC」下車が便利です。

【注：鉄道ダイヤは2018年春改正時点のものです】

住所: 大分県佐伯市宇目大字重岡