エアコン吹出口から「白い粉」が噴き出す事件　～その後

エアコンを全部外すには、ここまで分解する必要がありますので、余程の事が無ければやりたくない修理ですね。

やはり至る所に「白い粉」が。。。。
スピーカーの中にもたくさん入っていました。

これが取り外した「エバポレーター」
もう全面「白い粉まみれ」でした。

エバポレーターは、通常いつも湿っているため、粉はなかなか飛んできません。
ですので、毎日乗っているときは、少しずつ、でも確実に粉は出ていました。(シートの上にちらほら)

ところが、飛行機で出張とかの場合、空港に３日とか置きっぱなしにしますよね。そうすると、エバポレーターは完全に乾燥し、白い粉が大量に下に落ちます。
そこへ出張から帰ってきた私がエンジンをかけると、、、、大量の白い粉がキラキラと光りながら出てくるのです。

大量にでる場合と、少ししか出ない違いはこれだったようです。(@_@)

【大事件発生】
ちょっと分かりにくいですが、分解修理の傷つけ防止の為に施した「マスキングテープ」が仇となり、なんと、ダッシュボードの特殊塗装を剥がしてしまうミスが発生。
ドイツからダッシュボードを取寄せ、後日交換となりました。

私の担当ディーラーでは、TTをここまでバラしたのが初めてで、まさかの事件だったようです。（他の車種では発生していない。）

今後の為に、私のダッシュボードを交換し終わったら、取り外したダッシュボードで、各種マスキングテープの実験を行うそうです。((+_+))

■この情報は、是非みなさんも、ご自身のディーラーさんに知らせておいてあげると「大事件」を未然に防ぐことができると思います。

エバポレーターをメーカー「Audi Japan」に送るために箱に入れてあったのですが、ものすごい量の白い粉が。。。。


今回の『白い粉事件』の原因は、これからメーカー（Audi Japan）が本腰を入れて調査するそうです。


フォルクスワーゲンで同じような現象が出ているようですが、「Audi」と「フォルクスワーゲン」は、同じグループでありながら、これらの情報は共有されていないそうです。


【余談】
フォルクスワーゲンが原因調査をしたようで、その調査結果は以下の通りだそうです、、、、、、

エバポレーターの「コーティング剤」と、ヘアスプレーなどに含まれる「シリコン」がくっつくと、そこで反応が起こり、このような状態になる。
※ちなみに、私はヘアスプレーを車の中で使用したことは１度もありません。(笑)


★関連URLは、同じ症状と思われるフォルクスワーゲンオーナーの書き込みのリンクです。

今回の修理の過程で、新たな故障が２点発見されました。

一つ目は、オイル漏れ。

二つ目は、GMSアンテナの断線。

ダッシュボード交換入院時に、一緒に作業することになりました。(@_@)(@_@)(@_@)