FIA WRCワーキンググループは2月に、来シーズンのテクニカルレギュレーションを大幅に変更し、Rally1カーからハイブリッドを取り外すほか、エアロとパワーダウンさせて、パワーアップとエアロで武装したRally2カーの参戦を認めることを提言したが、コレに関しては、以前から噂されているフォードが参戦し続けるかどうかに加え、最近はヒョンデが参戦し続けるかどうかと言う事が噂されるようになって来た事も一因にあると
かつてはトプカテゴリーに大多数のエントリーがあったWEC(世界耐久選手権)が、一時はトヨタ TS050 - Hybrid の2台だけと言う状態にあったのが、今季開幕戦イモラでは19台ものエントリーを集める様になり、台数だけでは無く、マニュファクチャラーとしてトヨタをはじめ、かつての耐久の雄ポルシェにフェラーリ、BMWやランボルギーニ、更にプジョー、アルピーヌ、キャデラック、イソッタ・フラスキーニ等が参戦と、過去の繁栄に匹敵する様な状態に
これはハイパーカークラスにLMDh車両を導入した事によるもので、 安価な車両製造の為に、ハイブリッドシステムはボッシュが提供する統合モータージェネレーターユニットで、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング製のバッテリー、ギアボックスはエクストラック製、シャシーのサプライヤーは、ダラーラ、リジェ、マルチマティック、オレカの4社から選択としながらも、エンジンやボディワークにはメーカーの独自性が認められる事に
*但し、エンジンとハイブリッドシステムのシステム最大出力が500kW、ボディワークパッケージは同一の空力性能を備える
更に、LMDhとLMHの車のバランスをとるためのBOP(バランス・オブ・パフォーマンス )システムが規定されたからで、トヨタ一強時代には別れを告げ、乱戦時代へと突入
FIA WRCワーキンググループはWECを見習って、トプカテゴリーに大多数のエントリーがあった時代を取り戻そうとして、トップカテゴリーのRally1カーの性能を落として、Rally2+カーも参戦出来るようになれば増えると思っているようですが、Rally2+カーはLMDhにはなれないと思うのです
パワーユニットに関しては共通化出来るでしょうが、シャシーのサプライヤーを数社も用意出来るとは考えられず、また、サーキットに一同を介してのテスト等で実施されるBOPが、ラリーでは不可能に近いと思うからです
いっその事かつてのRally2キットみたいに、現行のRally2カーにキット(これはFIAが用意)を装着し、ラリーシーンでは不可能かと思われるので、Rally1カーとRally2キットカーをサーキットに集めてテストしてBOPを決定
シーズン中にもテストを実行して、BOPを見直すって事くらいをすれば、何とか参戦台数を増やせる・・・かも?
ただ・・・
世の中の流れがEVカーに向いて(一時よりは鈍化しているが)為、レース用のマシンが市販車とは一線を画すのに対し、ラリーカーは市販車のイメージが強い(コレが良いのですが)為に、二の足を踏むメーカーが多い為に、参戦台数が減っているのも事実だと
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2024/04/25 20:14:02