リアシート リクライニング加工
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
やる気が起きずに先送りしていたリクライニング加工をします。
沢山の方々が書かれているので、気になるポイントだけ纏めてみました。
ボルト側面2+床面4を外してシートを外します。
2
アームレストを外します。
外側に付いている樹脂キャップは上下の向きが決まっているので、復元時に注意です⚠️
3
横にして、スライドドア側の背もたれを固定しているボルトを外し、埋め込み式シートベルトを外します。
4
背もたれ分解時、座面カバー後部を外して作業される方も多いですが、座面を押せばある程度のスペースが確保出来るので、コツさえ掴めばそのままでも十分に作業できると思います。
ただし、ラチェットレンチでは厳しいので、メガネレンチ等での作業が必要です。
5
耳落としにはグラインダーを使われる方が殆どですが、車内で作業したかったので、マルチツールを使いました。
結構時間はかかりますが、火花が出ないので、念入りに養生する必要が無く、何よりシートを焦がすリスクが無い事が大きな利点です。
6
可動部1箇所につき、耳を2つ落とす作業を4回。シート2脚(2列目+3列目)で合計8回を繰り返す地味で手間のかかる作業です。
後部方向へのリクライニング量が最も少ない4列目も作業したかったのですが、バックドアとの距離が殆ど無く、追突された時の強い衝撃を頭部でモロにうけてしまうので、安全性を優先して見送る事にしました。
7
納車からまだ3ヶ月ですが、溶接部を中心に赤錆が多数出ていたので、耳をカットした部分も含めて錆止めを塗っておきました。
8
カット面のバリをヤスリで整えて、錆止めを塗布して完了。
9
先に触れた通り、シート1脚に付き可動部が4箇所あり、それぞれに耳が2箇所ずつ付いているので合計8個の耳を落とすわけですが、厄介だったのが画像部分。
ドア側から2番目の可動部だけ、強度を確保する為なのか他よりも厚みが2倍くらいあって、とても難儀しました。
10
切削用油脂を使えば良いのですが、シート表皮を含め周辺に飛び散ると清掃が厄介なので、歯が焼き付かない程度に繰り返し切り込んでいくしかありません😢
それでもマルチツールで対応可能な厚みを超えていそうだったので、ココだけは金鋸を併用する事になり、時間がかかりました💦
11
耳カットが終わったら、内側2箇所の樹脂カバー加工に入ります。ここには殆ど触れられていないケースが多いので載せておきます。
可動部の突起は、リクライニング量に応じて移動するので、あらかじめ逃げとして切り欠かれています(左)
リクライニング量を増やせば突起の移動幅が増えるので、前後方向に切り欠きを拡大しなければなりません。右画像のけがき範囲を拡大しました。個体差があると思いますが、左右共に概ね2cmほどカットしました。
ポリプロピレン系樹脂なので、カッター等で比較的容易にカットできます。
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片側をカットし終えたら、画像の様に2つを重ねてもう一方も同じ様にカットします。
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この作業をしなくてもリクライニング自体は可能だと思いますが、リクライニング時に突起が干渉して滑らかに動作しなくなります。
また、突起にカバーが引っ張られて破損する可能性もあると思います。
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最後は激戦の名残り(カットした耳達)です😆
3/2程度切り込んだら、大きめのプライヤーなどで上下にあおれば綺麗に折れてくれます。
以上、気がついた事を中心にまとめてみました。これから作業される方の参考になれば幸いです。
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