純正【簡単】改造ダンパー製作
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
交換して要らなくなった純正ダンパーを使って、
Yahoo!オークションで、九州のanpexさんが出品してる改造ダンパーもどきを真似して作ってみました。(笑)
2
ダンパーケース側面等にバルブを付けて、ダンパーオイルを交換するのは知ってましたが、底に穴開けてネジ止めってシンプルさは目からウロコですね~
加工作業時間は数分。
ボール盤でなく、電動ドリルで充分です。
3
anpexさんはM8ボルト使ってますが、そこまで大きくする必要を感じないので、私はM6ボルト用のタップ加工。
底の厚みは約4mm。
切れるネジ山は多い方が良いですから。
4
穴開けてタップ加工したら、中の汚いダンパーオイル抜いて、量を計ります。
計量には、画像のメートルグラスを使いました。
フロント純正ダンパー内のオイルの量は、
JA2 =約190cc~200cc/1本
BEAT=約160cc/1本
って感じ。
ビート用はJA2用より熱ダレに弱いのかも・・・
5
抜いた量と同じだけ、KYBのフォークオイルを注入します。
フォークオイル以外に、マシンオイル、エンジンオイル、デフオイル等、
粘度表示の有るオイルなら使えますが、フォークオイルが無難ですね。
基本は同じ量としますが、若干の増減によって減衰のフィールを変化させる事も可能。
オイル量を増やすと、ロッド縮むにつれ硬くなるセッティングになりますが、増やし過ぎるとロッドのシールからオイルが吹き出します。(爆
注入方法は、特別なことする必要無くて、ダンパー自体が巨大な注射器みたいなものですから、ロッドを抜き差しする事で簡単に作業できます。
※「JA2/JW3純正リアダンパー改造(作業編)」参照
6
オイルが注入されると、ロッドが重くなって減衰が発生してると確認できます。
注入が終わるとネジで栓をするんですが、
純正はロッド押し込んでも自然に出てこないタイプの所謂「オイルダンパー」です。
KYB LOWFER SPORTSのように、減衰の安定を狙って「低圧ガスダンパー」にする為、ロッドを引き切った状態で栓をします。
そうすると、ロッドの体積分ダンパーケース内の空気が圧縮され、自然にロッドが伸びて来る仕様になります。
若干ですけど。
最期に仕上げとして200円のラッカースプレー吹いてグロス仕上げ(笑)
7
作業を楽にする為、職場のボール盤使いましたが、
家庭でも電動ドリルが有れば簡単な作業です。
製作コストはフォークオイルとボルト&銅ワッシャー代だけ。
オイルの粘度ですが、custom-susの底突き回避するならKYBのG10Sで充分な筈です。
ZOOMやRS☆Rの場合、KYBのG20Sでも底突きを皆無にするのは困難で、#100以上の粘度表示されたオイルを使う事になりますが、乗り心地はかなり悪化します。
オイル注入後、ロッドを素早く押し込んで、純正と手応えが変わらない、又はそれ以下だったら、改造失敗です。
ベースバルブに切り屑を噛んでしまうと、縮み側の減衰が出なくなります。
万一失敗した場合でも、乗り心地は悪いですが、anpex改のようにガチガチに硬いオイル(デフオイル等)を入れて、「伸ばさない事でロールしないダンパー」にする事も出来ます。
画像は空色ラッカー塗装したビート純正改に直巻きスプリング組んだものですが、硬いスプリングを使えば、ダンパー減衰は伸び側だけあれば良いと考えられ無くも無いかと。(笑
8
ボルトのシールには、銅ワッシャーを使ってます。
よほど下手な加工で無い限り、オイル漏れはしません。
ダンパー底に大きな傷等有って漏れる場合は、銅ワッシャーとダンパーの間に液状ガスケットを使用します。
この改造方法では、リアのガス入りダンパー改造が出来ない為、内圧調整可能なエアバルブ式改造に移行しましたが、その場合でもオイル排出用として、底のネジ穴加工を施す場合が有ります。
クルマいじり全般において言える事ですが、失敗を恐れず「虎穴に入らずんば精神(笑」で、トライしては如何でしょうか?
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