ウェーバーキャブレター ジェット交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
当初より、私のクルマのキャブセッティングは少々濃いめでは無いのだろうか?という気持ちを持っていました。
しかしそれほど気になる事でも無いし、そのまま乗り続けて6年目、しかしとうとう禁断の扉を開ける事にしました。
昔とったナントカじゃないですが、20年以上前に所有していたアルフェッタの時に入手したジェット類が・・・
なんと出てきたんですね~、ガレージの隅っこの段ボール箱から(笑)
2
当時一生懸命勉強した事も、もうすっかり忘れていますので、グーグル先生で調べてみると、いや~、出るわ出るわ、嬉しい~!
情報社会バンザ~イ!!ネットで色々教えていただきました。
関係各位の皆様、本当にありがとうございます!
今回私の不満としては、3000rpm以上の吹け上がりが、なんとなくモッサリしているような感じをもっていました。
かつてのアルフェッタは、排気量が違うとはいえ軽々と吹け上がり、音もバ行が中心のキレイな燃焼(爆発)音がしたものです。
それに比べると、現状ではガ行の音が混ざったような濁った音に感じます。
一般的に、ガスが濃いとパワフルだが回転フィールは重ったるい。
ガスが薄いと軽々と回るが坂道などではパンチ不足、と言われます。
これには3000rpm辺りまでを受け持つアイドルジェットのセッティングや加速用のポンプジェットの容量も関係しますので一既には言えませんが。
今回のケースではメインジェットのセッティングが濃いのでは、という仮説を立てました。そこで早速現状のチェックです。
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赤く囲った部分がメインジェットなのですが、これは大きく分けて3つのパーツから成り立っています。
先端部分が燃料の量を決めるメインジェット(MJ)、穴が幾つも空いた筒状のもの全体がエマルジョンチューブ(ET)、そのエマルジョンチューブの中にセットする、空気量を調整するエアジェット(AJ)の3つですね。
今回は燃料が濃いと思っているので、これを薄める作業を行ってみます。
こういう時は、あれこれ次から次へと弄ってしまうと迷宮入りしてしまい、良くなったんだか悪くなったんだかわからなくなってしまいます。
ですので私は、変えるポイントを一つに絞り、その部分で思いきって舵を切る事にしています。
4
現在のセッティングでは、MJ140 ETはF16 AJ210 でした。
【追記】
アイドルジェットは50F11 ポンプジェットは35でした、参考までに
手持ちのジェットでガスを薄くしようとすると、ETをF11へ、MJを120へ、AJは210以上大きいものが無いのでこのままです。
これで手持ちの中では最もガスが薄くなるセッティングになっています。
ETはF16よりF11の方が薄いとされています(正確には より小さい排気量向き、という意味ですが)。
MJはガソリンの量に関係します、140から120にすると燃料が出る穴が小さくなるのでガスは薄くなります。
AJは空気量です、もう少し大きいものが有れば試してみたいのですが・・・
5
交換は簡単、ジェット本体を緩めてキャブ本体から抜き出し、新しいジェットをねじ込むだけです。
本当は、ちゃんと同調させたりアイドルスクリュー調整が必要なのでしょうが、お構いなしで早速試運転です。
すると なんということでしょう、最初の一踏みからして違います。明らかな変化が感じられます。
そのままその辺を一回り、明らかにガスが薄くなった事が実感できました。
回転フィールは軽々としたものに変わり、爆発音もバ行が主張を強めています。正に「グオオオオーン」から「バババババビューン」という感じです。
若干、ほんの若干ですがやはりパワー不足を感じる部分もあり、高いギアでズボラな運転をすると 以前に比べ出足が鈍いですね。
しかし伏見~円山西町に通じるナカナカ手強い登り坂を走っても、軽々とボディを加速させるだけのパワーは残っています。
さて、ここで総括ですが、こういったキャブのセッティングには明確な正解というものは無く、強いて言えば気持ち良く走れるようになったらそれが正解といえるでしょう。
今回は、若干の扱い易さの欠如と引き換えに、軽々とした吹け上がりと気持ちの良い燃焼音を手に入れたので これで良しとしたいと思います。
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