BRIDGESTONE ECO FORME　ＣＲＳ-102 13インチ 4J  

スズキの純正ホイールで最軽量のスチールホイール約3.8ｋｇが装着されていたアルト・エコ。ホイールキャップ付きでも3.9ｋｇという軽さ。鉄より軽量なのが当たり前と思っていたアルミホイール、それがなかなか見つかりません。13インチというサイズなのでなおさら。
ホイールは軽ければ良いというものではないのでしょうが、普通のクルマ並みにアルミで軽量化すれば走りは更に軽快になるのかを確かめたくて、絶版になっていたＣＲＳ-102を見つけました。
このホイールに組まれていたタイヤがDURAN MU:TECH ECOという出光ブランドのスタンド専売品、なんと重量が合わせて8.6ｋｇしかないではないですか。タイヤ本体は5.0ｋｇとＢＳネクストリーより軽量でした。
これで本当の意味のバネ下重量の軽量化が図れたわけです。
発進時のスピードの乗りが良い気がするのは軽さの恩恵でしょうが、期待の通勤燃費は純正を大きく上回ることはなく、1ｋｇ以上重いＳＥ-12と比較しても誤差の範囲。
軽さのデメリットをほんの僅かだが感じました。それはアクセルＯＦＦ時の転がりが良くないこと。赤信号を確認してアクセルを緩めるタイミングが遅くなる、つまりアクセルを踏んでいる時間が僅かに長いわけで、これが発進時と相殺されるのかもしれません。
車体が700kｇ強と軽量なので静かなクルマなわけはないのですがロードノイズを更に拾うように感じました。
メーカー純正仕様は絶妙のバランスなのでしょう。
しかし高圧3.0kg/mで使うのにショルダー部の傷みが早いのは13インチで145幅の細さに限界を感じます。
その後の８代目、９代目アルトが14インチ主流になった理由の一つかもしれません。