KYO-EI / 協永産業 ワイドトレッドスペーサー  

　ハブユニットシステムとかいう延長ハブリングがついている物で、厚さは11㎜。
材質は公表によれば2000系アルミで削り出し。
ボルトはSCM435なのでどちらも問題のない物。
と言ってもこちらで判別はつかないので信用する。
謎の黒い模様がついているが何だろうねコレ。
側面のコレ要らない。
　作りとしては面粗さが少しあるけど精度としては問題なさそう。
16㎜の12角の専用薄型ナットが付属していて、これもメッキはされている物のおそらくはクロモリ系なので問題なさそう。
120Nmが指定トルクだが特段伸びたりガタがあったりすることもないのでしっかり締め付けられたと思う。
自動車用のボルトでM12なのでまあおよそ140Nmまでは行けるからネジ飛びはないかな。
ただし付属の16㎜12角→12㎜6角の変換ソケットは使いにくい。
レンチにもよるだろうが16㎜12角の1/2sqとかのソケットに交換するか、ホイールの逃げが充分なら信頼性を向上させるために2面幅17㎜の貫通ラグナットに変更することも検討したほうが良いかもしれない。

　外径145㎜でホイールより小さいので、もう10㎜くらい直径が大きいと良いなって感じ。
これ惜しい。160㎜とか外径も選べると良い。

　出面に関しては255幅のタイヤに1895⁺45のホイールに使って干渉なさそうなツラ内。
ISで言えばあと10㎜くらいは行けるが、インナーフェンダー含めて干渉しない寸法はこの程度かなといったところ。

まずまずの自己満足商品だと思う。
コスパとは言うが別にパフォーマンスっつーもんが無いからそういう点では評価不能。

　耐久性が高ければこの手の物としては良いものではなかろうか。
これからしばらく見ていきたい。
増し締めも要るし手間はかかるね

　一応トレッド広がるからある程度走り心地に差が出るとは思うが特段期待はない。
もう少し車が軽ければ感じやすいと思うけども。
あんまり悪い方に行くなら外そう。

追記
　100㎞ほど走って特段の緩みなし。
リアだけというのもあって高速道路でも別にぶれとかは感じなかった。
　乗り心地がちょっと柔らかくなった感じがしてちょっと気持ち悪いから伸び側減衰を少し入れてやったらいい具合に収まった。
トレッド広がったのとレバー比が変わったからかとも思わなくはないが11㎜だけだしプラセボ。
　見かけだけじゃなく2，3㎜くらい車高も下がってるんだけどこれは斜め上にタイヤが移動したのとやっぱり多少のレバー比かな。