エレガントで無骨な妥協なき車 - 4C

マイカー

エレガントで無骨な妥協なき車

kohorogi
アルファロメオ / 4C
4C_RHD(Alfa TCT_1.8) (2014年)
- レビュー日：2024年3月8日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：5
走行性能：4
乗り心地：3
積載性：2
燃費：5
価格：5

満足している点: ・バスタブカーボンシャシーのカッチリした乗り味
・ブレーキペダル周りの機能優先なクールなデザイン
・走りを決定付けるデュアルクラッチの味付け
・エアコンがマニュアルで思い通りに操作可能
不満な点: ・車重
・距離センサーのアラート距離が固定
・ヘッドライトのスモールがない（擬似デイライト化のカスタム実施）
・ラバースポイラーが普段使いで擦りやすい位置にある
・遮音しすぎで運転席でのエンジン音が小さい
総評: エレガントなスタイリングからは想像できないストイックで無骨な走り。一途で癖も強いので乗り手を選びます。

デザイン: 5; ・カーボンとデュアルクラッチのハイテクと、どっかんターボと直管マフラーのローテクが高次元な走りと安価を両立させるため迷いなく融合
・スポーツカーらしい筋肉質で躍動的な美しいデザイン
・可愛らしく親しみやすいリアデザイン
・複眼のキモいヘッドライト部
　癖の強い走りを外観でアピール。カーボン製ならさらにコンセプトを雄弁に提示。
・梅ホイールの花弁の縁が太＞細と左右非対称で動きを持たせている

・簡素な内装の中で嫌でも目に入る豪奢なカーボンの驚き
・リアハッチのつっかえ棒など大胆で容赦ないコストカットと軽量化
・美しく上品なスタイリングと下品でうるさい（人によっては大好物な）排気音のギャップ
・給油口の中に社章の遊び心。息が詰まるような一途で真摯な設計の中でほとんど唯一の心休まる部分
走行性能: 4; ・直進安定性を捨てて回頭性に思い切り振った軽すぎるステアリング
・吸排気系を含むエンジンの特性を活かし尽くすような気迫漲るデュアルクラッチの変速プログラミング
・遊びが全くなくストイックで無骨、そういう走り方を要求されるので流して乗ると違和感あり
・重くて大きいので街中ではもっさり（軽タハムと比べるとどうしても）
乗り心地: 3; ・カーボンシャシーでゴリゴリに堅く、体感したことのない速やかな振動減衰
・サスペンション自体は普通の柔らかさで、それを受け止めるシャシーが堅い感じ。
・個人的にシートが身体に合わない
積載性: 2; ・トランクはあるもののエンジン近くで高温になるため生ものや電子機器の積載は困難
・助手席のダッシュボード下にグローブボックスがあるものの本当にグローブ用
・シートバック裏に小物入れポケット（シート位置により収納に限界あり）
・シート間にネット状のスマホ入れ
・シートの下に薄いものなら入る空間
燃費: 5; ・大人しく乗れば驚くほどの高燃費
価格: 5; ・カーボンシャシー搭載で間違いなくバーゲンプライス