丹波市立青垣いきものふれあいの里(丹波市〔旧青垣町〕)
生物多様性保全上重要な里地里山「遠阪地区」にある丹波市立青垣いきものふれあいの里
2023年02月22日
丹波市立青垣いきものふれあいの里は、自然とのかかわりについて考える施設です。
平成7(1995)年に開館しました。常設の展示室や学習室を備えた3階建てのビジターセンターと、 約26haのフィールドの中に4コースの散策路を設け、四季折々の自然観察が楽しめる雑木林があります。
淡水魚の飼育・展示コーナーでは、加古川の源流である佐治川についての解説や佐治川等に生息している 身近な魚を飼育し展示しています。氷上回廊の「生き証人」と推定されているオヤニラミ、アブラボテ、 ホトケドジョウなどの貴重な種類も飼育しています。パネル展示では、近隣で見られる特徴的な動植物や、くらしの中で利用されてきた植物、気候や地形、 氷上回廊の概要などを常設で紹介しています。また、季節ごとの企画展として山野草展(春・秋)、自然の恵み展(春・秋)、淡水魚展、つる植物作品展等を開催しています。
自然体験や環境学習の場として、人と自然が共生できる機会を与えてくれます。
周辺の遠阪地区は、環境省が、さまざまな命を育む豊かな里地里山を次世代に残していくべき自然環境の一つと位置づけ、全国で500カ所を選定した生物多様性保全上重要な里地里山に選定され、「セツブンソウ群生地の保全」を地域おこしの材料として取り組んでおり、セツブンソウの開花時期に合わせてイベントを開催しています。遠阪小学校での環境学習(川の生きものしらべ)、ヒメボタルやゲンジボタルの観察会、セツブンソウ群生地の保全なども行われています。
また、企業と連携して、地区内の森林の保全作業(枝打ち、間伐等)を体験するイベント等も開催し、自然とのふれあいの場として活用しています。
フィールドでは約3kmの散策路を設け、四季折々の自然観察ができます。
豊かな自然に囲まれた環境で自然との一体感を味わえるプログラムを実施しています。また加古川の源流域に位置するため近くの河原では魚や水生昆虫などの観察ができます。
開園時間 9:00〜17:00
休園日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末・年始
入園料 無料
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R5.2.18
住所: 兵庫県丹波市青垣町山垣115−6
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