リヤドライブシャフト　グリスアップ（インナー側、アウター側）その②

リヤ・インナー側（右）

グリスの種類がアウター側とは別だった。
かなり、グリスが劣化しています。
粘度が高く（硬く）、色もおかしい。

※後日、判明しましたが、「ウレア系」の低摩擦のグリスかもしれません。

※「トヨタ」に問い合わせると「企業秘密」で「詳細は教えられない」という回答でした。（2013.04.01）


走行距離　172150km　16年交換なし

リヤ・インナー側（右）

拭き取って、パーツクリーナーと灯油で洗浄し、エアーで吹く。

これを何回も繰り返し、写真の状態にする。（1時間前後かかった）

「アウターレース」は、「トリポートジョイント」が当たる面に、熱処理したような模様が見える。
これは、熱による「焼け」のようです。

リヤ・インナー側（右）

使うグリスを迷ったが、新品の「リチウム」グリスが余っていたので使いましたが、間違いです。
使わないように。

※1月28日、整備工場で部品注文のついでに聞きましたが、「リチウム」よりも「モリブデン」の方が良いということでした。

※さらに詳しく調べると、「ウレア系」の「低摩擦グリス」を使うのが理想的なようですが、持っていないので、とりあえず、後日「モリブデングリス」に交換しました。

リヤ・インナー側（右）

完成。こちら側も、ブーツは丈夫そうなので使う。

汚いけど十分使えそう。

他の車でも、リヤブーツを交換した記憶はないので、大丈夫でしょう。

ベアリング等の傷みは特に見られなかったので安心した。

予想どおり、グリスが劣化していたので、やって良かった。
これで、ドライブシャフトはまだまだ使えそうな気がしてきた。

のんびりやっていたら4時間以上かかった。

(STRAIGHT) ブーツバンド 254mm　1本90円
(STRAIGHT) ブーツバンド 482mm　1本105円
（カインズホーム）　グリス400ｇ×２本＝600円
(STRAIGHT) ブーツバンドツール990円
他、パーツクリーナー１本使い切る。（298円）

リヤ、左は後日実施します。

※ここからは、別の日の作業になります。

後日実施した、リヤ・アウター側（左）

右側とほぼ同じ状態かと。

洗浄後、「モリブデングリス」を使用しました。

後日実施した、リヤ・インナー側（左）

右側と似たような状態で、ウレア系の「滑らかそうなグリス」みたいでした。

洗浄後、「モリブデングリス」を使用しました。

ついでに、先に交換したリヤ・インナー側（右）の「リチウムグリス」を｢モリブデングリス」に交換しました。

調べてみると、「等速ジョイント・インナー部」の「トリポートジョイント」部は振動・騒音を「車体に伝えないという意味」で重要な場所で、しかも使用する「グリスの性能」が、振動・騒音に影響する様です

インナー側の「トリポートジョイント」部は「ウレア系」の「低摩擦グリス」を使うのが理想的なようですが「純正品」の詳細は不明です。

低摩擦の「ウレア系」に対して「リチウムグリス」は粘度が高く、摩擦が高そうなので、とりあえず、無難な「モリブデングリス」に交換した所です。

※インナー側グリスについて「トヨタ」に問い合わせると「企業秘密」で「詳細は教えられない」という意外な回答でした。（2013.04.01）

ブーツキットの購入を勧められ、以下の情報が分かっただけでした。

アウトボード部：黒色グリース　100？110g
インボード部　:黄色グリース　180？190g


※参考資料　
NTN TECHNICAL REVIEW No.70 (2002)
「 自動車用等速ジョイントの変遷と最近の技術」

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