【Wi-Fi自動更新手順】
Wi-Fi経由の更新は、始動(ナビ起動)とともに自動で開始する。
お弁当を食べてる休憩中に「ばるぅぅ~ん」といきなりエンジンが掛かるプリウスのように、勝手に始まる。
写真は、自動で始まった更新準備の 残り時間表示画面。
※「DISCで更新」ボタンが表示されているのは、同日配信の最新データを焼いたメディアを ディスクスロットに挿入しているため。つまり、Wi-Fi更新は、更新メディアの挿入未挿入とは関係なく動作する。
<自動更新発動条件>
・車両キー位置/パワースイッチがACCまたはON時
ナビに登録した自宅周辺80km(細街路は10km)四方および全国配信道路に更新情報がある場合
・目的地設定時
目的地周辺 10km四方および全国配信道路に更新情報がある場合
<配信情報の確認>
マップオンデマンドサイトから確認。
■現在の最新地図タイプ■ (2021.11.21時点)
先頭2桁が12以下:XX-XXXX-AD60
先頭2桁が13~20:XX-XXXX-5D60
先頭2桁が21:XX-XXXX-5D60
※NSZT-Y68Tの地図タイプ…先頭2桁が13 → 13~20に該当
■マップオンデマンド配信情報■
近日公開予定:東北自動車道 平泉スマートIC 開業
2021/11/05:オリンピックスタジアム→国立競技場 名称変更
2021/11/05:TIPSTARDOMECHIBA 追加
2021/09/22:福知山市動物園→三段池RAVIHOUSE動物園 名称変更
2021/09/22:白糸ハイランドウェイ小瀬料金所 施設廃止
※ナビの地図が最新の状態になっているかどうかは、[最新地図タイプ]欄の下4桁の数字を MODサイト掲載のものと照らし合わせて判断。サイトの[マップオンデマンド配信情報]欄に変更がなくても、[現在の最新地図タイプ]欄の下4桁が新しくなっている(=新しいデータが配信されている)ことがある。
今ここに書いている時点でも、その状態になっている。
[マップオンデマンド配信情報]
下記の期間、変更なし
[最新の地図タイプ]
2021/11/21時点…XX-XXXX-5D60
2021/11/28時点…XX-XXXX-5DA0
2021/12/26時点…XX-XXXX-5DE0
という具合。
https://mapondemand.jp/SiteTop.aspx【更新完了の確認 3 】
更新データのバージョンを憶えていなくても、こちらの画面にて推測可能。
ただし、この日付は “作業をおこなった日”なので、「メディアによる最終更新日」は データ内容の日付と必ずしも合致しない。
通信/G-Station経由であれば、その日時点の最新データしか選びようがないので、(少なくとも主要データは)表示された日付分まで更新されている。
更新1回目:Wi-Fi (自動)
更新2回目:メディア (手動) ※未反映データ分
更新3回目:Wi-Fi (誘導半自動)
写真は、3回目を終えた状態。
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【MOD更新方法の種類】
<Wi-Fi更新>
◯更新用メディア不要
◯更新作業が自動で手間要らず
▼配信内容のうち、一部(主要データ)しか反映されない
▼常に車内での更新作業となるため、ネット環境の確保・通信料発生に気を配る必要がある
※地図更新以外のTコネクト通信機能を活用したい向きには、携帯端末での常時接続が適する
▼利用準備=Tコネクトのユーザー登録必須(主に現行車種利用想定)
紐付け…有 (Tコネクト経由のため・車両,使用者,ナビ個体)
備考…マップオンデマンド自体は Tコネクト契約とは異なるものなのだが、Wi-Fi更新は Tコネクトのサービスを通じて利用する点から 登録が必要になると思われる。更新データは、トヨタスマートセンターからナビ本体への直接配信。
<DCM更新>(T-Connect DCMパッケージ)
※更新内容はWi-Fi更新と同じ
Wi-Fi接続の代わりに、専用通信機DCMを用いる
◯ネット接続の手間いらず
▼通信機と通信利用料が含まれるぶん割高
(ナビ専用のネット回線を機器込で契約するかんじ)
▼使って使わなくても同じだけお金がかかる
▼無料期間終了後の利用料は有料
地図更新以外のTコネ通信機能もフル活用したい人や
操作の手間を極力かけたくない人には向いている
<メディア更新>
必要機器:パソコン,ネット接続環境,記録用メディア(CD-R/DVD-R)
◯データ無料かつ事前申込登録不要
無料利用期間内であれば、いつでも誰でも利用可能
◯主要データだけ書き換わるWi-Fi更新と違い、配信データ内容の全てがナビに反映される
◯ナビ個体との紐付けが無いので、同型番ナビ間で 作成した更新用メディアが使い回せる(例えば、同型番ナビが付いた複数台所有家族間や社用車間で共用すれば、毎回1枚作るだけで済む)
※DOPナビ2018年モデルのデータファイルは共通のため、3機種間での互換性もある(2022.1配信データ時点・今後変更される可能性もなくはないので、利用は自己責任で…)
▼配信データ入手・データメディア作成・ナビでの更新作業を全てセルフでおこなうため、手間と時間がかかる
▼DOPナビ2018年モデルの場合、使用可能メディアは ブランクディスク(CD-R/CD-RW/DVD-R/DVD-RW)に限られる。
地図SDをパソコンで直接書き換える従来方式は利用できなくなった。ナビの文鎮化リスク回避策と考えると、致し方ないか。
SDカードやUSBメモリーに比較して ディスク媒体は扱いが難しい面があり、ハードルはやや高い。露出した盤面(記録面)はキズや紫外線等に弱く、ライティング時には書込がうまくいかずにエラーを吐くケースも多い。
自分は、繰り返し使用可能なリライタブルディスクDVD-RWを使っている。(CD-RWは未テスト) PCでの更新ディスク作成時に書込エラーが出てやり直すことはたまにあるが、ナビに挿入しての更新作業中にエラーが発生したことは今のところない。作業効率はともかくとして、信頼性が高いところは流石トヨタ。
<データ購入による更新>
マップオンデマンドサイトから、地図更新DVDを購入して更新
セルフ作成でおこなうメディア更新の、代行サービス版。媒体に入れた状態で届けてくれる。
サービス内容:地図更新DVDの作成
発送日:注文からおよそ5営業日以内に発送※
価格:2000円(税込) 送料メディア代含
支払方法:代金引換
送付されてくるDVD内の更新データは サイトで配信される更新データと同一であり、年2回発売される年度版地図ソフトとは異なる(値段を見れば、言われなくてもわかるけどね^^;)
いらなくても付いてくる機能のアフター対応として当たり前の救済措置かもしれないけど、個人的には親切なサービスだと感じた。
【Wi-Fi/DCM経由で更新されるデータ】
Wi-Fi/DCM更新:全国配信データ(高速道路・有料道路・主要国道の道路データなど)
指定配信データは、自宅周辺80km四方・目的地周辺10km四方のみ
メディア更新:各都道府県の配信データ(一部国道、主要道、都道府県道、その他道路、道幅5.5m未満の道路データなど)を含むすべての地図データ
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【社外ナビとの比較】
<メディア更新の例>
カロッツェリア 楽ナビポータブル
AVIC-MRP066 (GXS12クラウンのサブ機)
必要機器:通信端末+ネット接続環境、SDHCカード(16GB以上)
特徴…更新手段は、これ一択
利点…配信データ内容は全てナビに反映される
難点…データダウンロードに至るまでの手順がややこしい
ユーザー登録:必要
紐付け:必要 (更新用メディアとナビ個体間)
設定難易度…高
更新難易度…低
備考:トヨタ純正とは逆に、ナビ本体での更新作業はほぼ自動
<Wi-Fi更新の例>
イクリプス AVN-R/AVN-Dシリーズ
特徴…差分更新手段は、これ一択
利点…配信内容は全て反映される
難点…現在の更新地図バージョン(進捗)がわかりにくい
ユーザー登録…必要
紐付け…必要 (ナビ個体)
設定難易度…低
更新難易度…低 (ほぼ自動)
備考:イクリプスの通信サービスは、地図更新の他はWeb経由目的地検索程度。トヨタT-Connectのオペレーター案内のような、凝ったサービスは無い。
※余談※
Web目的地検索は、バカにできないというか、意外にも心強い。ナビ内データからだと、Web経由からなら一発で出る「袖ヶ浦海浜公園」が出てこないなど 貧弱さを散見するのよ。「袖ヶ浦公園」なら出てくるけど、千葉フォルニアの「袖ヶ浦海浜公園」は 住所,電話,施設,ジャンル、どうやっても出てこない。さてはイクリプスが更新をサボってるな?と疑って、最新データのトヨタDOP機で試したら、どの機種も 袖ヶ浦海浜公園は出てこなかった^^; AVN-S8Wにも使われるトヨタマップマスターの地点データが貧弱なのか、たまたま袖ヶ浦海浜公園だけ抜けているのか、公園側が載せないように依頼しているのか。それ以外でも、アップルストアなんかも出てこないし、データ関連の充実度に関しては 無料のスマホナビにも負けてるかもなぁ。
<DCM更新の類似システム例>
イクリプス AVN-Sシリーズ
テスト機:AVN-S8W(プログレで使用)
特徴…専用通信ユニットを用いる (ネット接続は自動かつ無料)
利点…配信内容は全て反映される
難点…現在の更新地図バージョン(進捗)がわかりにくい
ユーザー登録…必要
紐付け…一部有 (通信ユニットとナビ個体間)
設定難易度…低
更新難易度…低 (自動)
備考:通信ユニットを利用できるのは初回契約期間のみで、以後は 契約延長or地図ソフト付帯Wi-Fi更新サービスを利用。契約延長のほうが、通信利用料が含まれるぶん高価。このあたりは、トヨタDCMはじめ 各社同様だと思う。
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【おさらい】
(同じことを何回も書いてる気がするので、後日推敲します^^;)
・DCM(全自動) ※未テスト
全ておまかせの更新。Wi-Fi接続の手間や通信料を気にせず、ハイブリッドナビ(サーバールート検索)など 地図更新以外の便利な機能も含めてフル活用できる、トヨタコネクティッド最強システム。DCM機器への初期投資+永年無料ではない利用料… コスト面で考えると微妙。
・Wi-Fi(自動)
Wi-Fi接続が必須な時点で、万人向きとは言い切れない。
ナビとスマホ間の接続時、ハンズフリーや音楽再生はBluetooth経由であり 通信料は発生しない。Wi-Fi経由のMOD地図更新は、インターネットに接続するため、利用環境によってはパケット通信料が発生する。前述のハイブリッドナビ等の機能を堪能しまくっていると、「残りギガが~!」となるおそれもある。それらの煩雑さを考えると、MOD自動更新を含めたコネクティッド機能は DCM仕様でこそ活きる機能のように思える。
(Bluetoothテザリングについては、一部Android機が対応するDUNプロファイル接続のみ可能だったが、DOP2018年モデルでは廃止された)
・メディア(手動)
パソコンを使って配信データをMODサイトからダウンロードし、ブランクメディア(CD-R/CD-RW/DVD-R/DVD-RW)を用意して ダウンロードしたデータを焼き、焼いたメディアを ナビのディスクスロットに挿入。
ここまでやって更新完了…ではない。更新作業のスタート地点に辿り着いただけ。まだ何も更新されていない。更新作業は、ボタンをプチプチ これまた手動操作。更新希望対象を県単位で選択する画面が表示され、 1回の作業につき3県まで選択できる。
毎回、最初の選択時の更新はやけに時間が掛かるが、これは 選択した県の詳細データに加えて Wi-Fi自動更新同等(工程1の写真参照)の主要全国データも併せて書き込まれているため。過去にMOD更新がされていない場合は、さらに長く掛かる。高速道路などの主要データは、該当する都道府県を選択していなくても新しくなるから、とりあえずはこれ(最初の1~3県のみ)で十分とも言える。
47都道府県全てを選択して(47÷3=)計16回作業する必要があるのは、配信された更新データ内容全てをナビに反映させたい場合。各県ごとの詳細データは どこまで細かくカバーした内容なのか、そのあたりはまだ確認できていない。ただ、マップオンデマンドは差分更新なので、それ以降に開店したガソリンスタンドやコンビニなどは追加されない。購入時の年度版地図、例えば2018年秋版なら 2018年秋版収録の情報のままずっと変わらない。地図画面の周辺施設マークだけなら追加されるジャンルもあるが、目的地検索からは いくら探しても名称が出てくることはない。
そんなわけで、作業工程数が多いぶん面倒ではあるが、配信データ全てをナビに反映させられる唯一の手段なのだ。何が最新になるんだかわからないけどそれでも北海道から沖縄まで最新じゃないと気が済まない人向け。自分は、本州以外は四国に1回行っただけだが、行くとしてもレンタカーを使うであろう北海道も沖縄県も 毎回必ず更新している。
・Wi-Fi 誘導(半自動)
1秒でも早く更新させたい、DA以前トヨタ純正ナビファンクラブ会員専用の裏コマンド
・G-Station更新
au Wi-Fiスポット経由ということかしら?
利用には、TCオンラインへのログインが必要。
トヨタ販売店向かいのコンビニ駐車場で 雪見だいふくスイートポテト味を食べながらメディア更新をしていたら、更新方法選択画面に “G-Stationで更新しますか?”的な表示が割り込んできた。あと、ジェームス(トヨタ系カー用品店)の店舗前を通り掛かった時にも。
周辺に自動車販売店やEV充電スポットが存在しない地点で同表示が出たこともある。秘密基地でもあるのかと 公式らしきサイトを見てみたが、設置スポット一覧へのリンクが機能しておらず 確認出来なかった。
https://www.toyota-ms.co.jp/G-Station/index2.html
P.S.1
後日 テストする機会を得たが、やり方が良くないのか 電波が弱いのか、何分待っても いや何十分待っても いっこうにダウンロードが進まず。やってられないので、その場を去った。かなり時間が掛かるとも聞くが、正常動作でこの遅さなら使い物にならない。
P.S.2
2023.6.27 auWi-FiSPOT経由更新サービス終了について、MODサイトにてお知らせあり。
「2024年2月末にて、auWi-FiSPOT経由での地図更新サービスを終了予定」
スマホでのテザリング,自宅Wi-Fi,PC経由でのダウンロード等、他の更新手段をお使いください、とのこと。
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【更新方法を比較しての感想】
<メディア更新>
T-Connect さらにはDCMを普及させるべく、メディア経由更新にはさほど注力していないのではないか?と邪推。
マップオンデマンドというシステム自体 昔から煩雑でわかりにくかったようだけど、 2018年モデル3機種では PCでの地図SDカード直接書換更新は出来ず、メディア更新においてもUSBメモリ媒体が使えなくなっている。(CD/DVDドライブが故障したら、その時点で更新できなくなるではないか!)
ブランクディスク(CD-R/DVD-R)を更新の度にわざわざ用意して、更新作業始めたら始めたで 47都道府県を3県ごとに16回手動選択…だなんて、拘りを持つユーザーが多そうな社外ナビだったら 苦情が沢山いきそう。
<Wi-Fi更新>
T-Connectに申込登録して準備を整えても、その後の利用には 起動毎のWi-Fi接続が必須。接続方法を理解し、かつ テザリング等でネット環境を維持させて機能を活用するユーザーにでないと、使ってもらえない。どちらかというと受動的なシステム。MOD更新自体は自動ではあるが、結果的に全く手をつけないユーザーも少なからずいるはず。
登録準備は、そりゃ高価なナビを買ったんだから 初回ログインを手引きして使えるようになるところまでは 販売店が整えてくれる。サッカークラブの合宿で言えば、
Tコネ初回ログイン手引き=出発するバスを見送るお母さん
TコネやMODに興味がない=息子はサッカーに興味がない
興味はあるけど通信料掛かるから使わない=息子は現地洗濯機が有料なのでユニフォームを洗わない
接続履歴がトヨタに届かない=息子のスマホ電源切れたまま
Tコネ経由でトヨタor販売店からお知らせ送信=息子は読むどころかお母さんからの手紙自体に気付いてない
MOD地図更新を1回もしてない=PUMAマラドーナスーパーは全く汚れてない(←お母さんが買ってあげたスパイク)
息子の現地行動詳細はお母さんにはわからないし、息子がサッカーやる気があるのかないのかもわからない。
<DCM更新>
DCMを搭載させてしまえば(←メーカー視点)、MOD含めたTコネ通信機能を利用する意思がユーザーにあろうがなかろうが、ナビ起動中は常時ネット接続状態。通信は双方向でおこなわれるから、走行データの収集も確実に出来る(←メーカー視点)。
超厳しい体育会系。おなか痛いふりして現地民宿で布団かぶって寝ていると、お母さんのスマホの位置情報追跡で グラウンドに移動していないことがバレてしまう。サボれる隙は寸分もない。(まだ合宿に例えてます…)
ユーザー側コスト負担増という点で 支持されるかどうかは別にして、トヨタの推しはDCMとみた。
*・*・*・*・*・*
【Wi-Fi更新とプライバシー】
Tコネとの通信の度に了解を求める設定にすると、「通信してもよいですか」→「はいorいいえ」を選択するダイアログが 地図画面を覆うように出てくる。MOD自動更新以外でもデータをキャッチボールしていることがわかった。
断ったところで頻繁に要求してくるし、画面タッチで応答するまで表示は消えず その間地図が見えない。通信設定は自動にしとけという嫌がらせか?
(対抗策:ナビ本体の物理ボタン またはステアリングスイッチのハンズフリーボタンを押して 一旦メニュー画面等へ逃げて、再度地図画面に戻る)
なので、この設定のまま使うのは現実的ではない。通信履歴表示はできるので 全てがマスクされて不明瞭なわけではないが、具体的内容まではわからないので、毎回訊かれると逆に気になってしまう。
【小さくて大きな違い】
メディア経由の更新は、T-Connect未登録でも利用できる。通信は、PCでのデータダウンロードだけで完結する、ほぼ一方通行。(IPアドレス等を除けば)ユーザー側からの情報送信は無い。
Wi-Fi経由の更新は、「うちのナビは古いデータのままです」という情報をアップロードする。それを受けたトヨタスマートセンターが 新しいデータを準備して ナビに直接送信してくれるから、自動で更新が始まる。
両者における一番大きな違いは、双方向通信にあると感じた。T-Connectは、あんなことこんなことをトヨタに教えちゃうシステムでもある。車両情報・現在位置情報・移動経路情報など。頻繁に、しかも 通信料こちら持ちで。
そうして収集された情報は ビッグデータとなって分析され、便利な形に変換されて提供される。(好意的な見方をすれば、)恩恵を受けるのもまたユーザー。
この類いは、もはや日常。
ETC2.0の光ビーコンユニットなんか付けて走ったら(ぼく付けて走ってます)、“NSZT-Y68T搭載車両が大まかにどこからどこへ移動したか” “不自然な動き方をしていないか”、ナンバープレート情報(4桁番号部分以外)のオマケを添えて 警察庁宛に路側機通過毎に提供することになる。全部読んでたら日が暮れる利用規約の中に小さい文字で書いてある。
ETC2.0車載器を売却したとして、北海道の購入者が再セットアップせずに冬の一般道を走りまくってたとして、“旅先でFR車を自在に操る9インチナビの男”と勘違いされたらどうするんだ。べつにかまわないけど。
警察におけるITS(警察庁)
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/annzen-shisetu/utms/utms.html#syuryou
P.S. (2023.7.13)
この欄でT-Connectとプライバシーについて書いたのは、約1年半前のこと。あえて抑えた表現にしたので伝わりにくかったかもしれないが、“自己防衛のためには このような事に巻き込まれる可能性も頭に置いておく必要がある” とも言いたかったのだ。
2023年7月12日 個人情報保護委員会
報道発表資料(個人情報保護法第147条に基づく、トヨタ自動車に対する指導)
「トヨタ自動車株式会社による個人データの漏えい等事案に対する個人情報の保護に関する法律に基づく行政上の対応について」
https://www.ppc.go.jp/files/pdf/230712_01_houdou.pdf
2023年7月12日(同日) トヨタ自動車
「お客様情報の漏洩可能性に関するお詫びとお知らせについて(再発防止策のご報告)」
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39529198.html
指導した側された側 どちらの文面からも、具体策が打ち出されているとは読み取れなかった。また、直接迷惑をかけた顧客に関する記述が見当たらず、未だ配慮は希薄であり 受動的対応から能動的対応への体質改善は期待できないように感じた。
複数台オーナーとして長らく応援もしてきたが、その感情は数年前から揺らぎ始め もはや風前の灯火となりつつある。諸行無常。
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昨秋、クラウンで使っているナビNSZT-W68Tの無料地図全更新を Dにておこなった。(全更新とは、MODのような差分更新ではなく 地図ソフト同等の丸ごと書換更新)
また、予備のエントリーナビNSCN-W68地図更新パック付モデルの 3回目(最終)無料全更新も、有効期限が来る前に済ませた。
それぞれの全更新については、別の整備手帳であらためて書きます。