此のサイズでＭ/Ｔな２Ｌターボのエステートは２２０（と１８０）だけ！

外装のデザインは最高！
ルケマン顔の前期型は、女性的で美しいと思います。
後期のアッカー顔は男性的で、端正な佇まいだと感じますね。
内装は……実用的な中にも、部分部分でソフトパッドを採用しており、其処此処に散りばめられた『ＲＳをイメージさせる』意匠が、スポーツ感を擽ります。
メガーヌ３は高級車では無いので、“豪華さ”は初めから求めては無いです。
外装の至る処に配されたピアノブラック（※前期型の場合）が、個人的には堪りません。

220psはパワフルと迄は言えませんが、340Nmのトルクは1420kgの車体を楽々と加速させます。
ハンドル操作はしっとりとした手応えで、軽過ぎず重過ぎず、正にＧＴとして“適切”なハンドリングだと思います。
見切りは“抜群に良い”部類ではありませんが、狭隘路で恐怖を感じる事は無いでしょう。
総じて、『手の内に入る』スポーツワゴンだと思います。

『ＧＴ』を名乗る通り、高速での安定性に重きを置いた脚周りであると思います。
抜群の安心感があり、シートの良さも相まって、距離を乗っても疲れません。
タウンスピードでは『乗り心地が良い』とまでは言えませんが、225/40R18タイヤを履く部類としては“悪くない”方かと。
純正ダンパーは５～６万kmを越えた辺りからヘタって来るので、交換してゆく前提の造りですね。因みにＫＹＢ製です。
“上質さ”を目指した車ではありませんので、吸音材・制振材等をふんだんに使っては居りません。重くなるし。
ＮＶＨは『それなり』と云った処です。
Ｍ/Ｔ車の場合、音や振動はある程度伝わって来た方が、より運転を愉しめると個人的には思います。
因みに。純正タイヤは結構、“煩い”部類です。

此のサイズのステーションワゴンとしては、積載可能量は多い方でしょう。
リヤシートの座面が外れるので、背凭れがフラットに倒せます。
因みに。外すとシートベルトのバックル基部が露出するので、４点ハーネスのショルダーベルトは此方に固定出来ます。
シート換えないといけないけどね。

Ｆ４Ｒtは古いタイプのＥgなので、燃費には過度な期待は始めからしては居りません。
車重が其れ程重くないので、殆どの方が『思ったよりは悪くない』と感じるかと。
タンク容量は６０Ｌです。

デビュー当時の新車の車体価格は３１９万でした。
ＲＳのパワートレーンを搭載しての此の価格は、“全然高価くない”と言って良いでしょう。
下取りで買い叩かれる部類の車ではありませんが、プレミアが付く程の車でもありませんので、其処は“程々”と云った処なんではないでしょうか。
そもそも、存在を知られてないって云う……
オプションに関してですが、ナビは少々やっかいです。
ディーラーOpではＰＮＤしか在りませんでした。
本格的なナビが欲しい方は、コンソール周りの大改造が必要です。
幸いショップは有りますし、ＤＩＹを得意とされる方なら、手法は先人が確立して居りますので是非とも、チャレンジしてみて下さい。