ＹＡ５　『 Ｂｅｓｔ☆ｉ 』　車高調整　パートⅡ

バンプストロークについて

ＹＡ５の場合、出荷時状態ではフロント・リア共に
バネのプリロードは０になっております。

車重がかかると図のようにショックが縮まり
その時、バンプラバーを含めてシリンダー上端までの
ロッドが最大限縮められる距離を
バンプストロークと言います。

０Ｇ状態から縮まった長さを伸びストロークと言います。

この状態からショックは伸び縮みする事になります。

バンプストロークが少ないほど
バンプタッチして突き上げ感が出る可能性が高くなります。

突き上げ感がでる場合、バンプストロークを稼ぐために
プリロードをかける方法があります。

画像のスプリングロアシートを回してスプリングセット長を
縮めます。

プリロードをかける事で１Ｇ状態でのバンプストロークが
増えます。

プリロードをかける寸法に対してのバンプストロークの
増える量は車重やバネレートによりますが、
プリロード１０㍉に対してバンプストロークが５～１０㍉
くらい増えるのが目安です。

それにより車高も上がりますのでパートⅠの通り
全長を縮めて車高を合わせます。

※プリロードはゼロが理想ですが、
プリロードをかけることで発生し始めるバタつき感を不快と感じる人、
バンプタッチ感を不快と感じる人とで様々ですので
ユーザー自身の感じるバランスの取れている領域を見つけていただければと思います。

出荷時状態が必ずしもユーザー様にとって好みの乗り心地とは限りません。
が、それをあらゆる方向からアプローチしてユーザー様の
好みに持っていける奥の深さがこの車高調にはあります♪