キャリパー スライドピン固着修理(フロント)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
先日のパット交換直後に気づいたのですが、左キャリパー上部のスライドピンが固着していました。
パット交換直後からブレーキのタッチの悪化がみられたので、確認したところ走行後の片方のホイールだけ温かいというブレーキ引きずりの症状がありました。固着はここから発見することができました。
これを機にキャリパーOHをすることにしましたが、今すぐOHできるわけではないので、とりあえず固着を解消したいと思います。
2
まずはキャリパーをマウントからはずします。
そしてスライドピンを手で動かしてスムーズさを確認します。
見事に上部のスライドピンが微動だにしない・・・固着していました(;´Д`)
とりあえずプラハンで叩く(スライドピンに垂直に)とわずかに動いたので、スライドピンダストブーツ内にCRCを吹き込んで一定時間置きました。
画像はスライドピンが抜けた後です。
3
プラハンで叩いて動かす→CRC充填→プラハンで動かす→CRC充填・・・と数回繰り返し、ある程度(まだ手力では動かない)動きがよくなったところでスライドピンと同じくらいの太さのボックスソケット(9mm)をソケットドライバーに装着し、これでスライドピンを押し出す形でプラハンで叩き出しました。
4
そしてようやくスライドピンを抜くことができました。
画像のように古くなったグリスと錆でかなり汚れています。
これを1000番のナイロンペーパーでよく磨きました。
5
磨いた後は画像のようにかなりきれいになりました。
キャリパー側のスライドピンガイドの穴は錆び取りブラシを装着したリューターで荒削りし、その後600番のペーパーで磨きました。
6
あとはしっかりとパーツクリーナーで各所をきれいにして、シリコングリスでたっぷりとグリスアップしてから逆の手順で装着するだけです。
スライドピンダストブーツはあらかじめ装着してからスライドピンを装着しないとうまく入りませんでした。
ダストブーツ内にもシリコングリスを十分に充填したあと、スムーズにスライドピンが動くかどうかを確認して、キャリパーを元に戻します。
7
キャリパー装着後はエンジンをかけ、ブレーキを数回ポンピングしてから車を動かしましょう。
ピストンなどが馴染むまで、ブレーキが効かないので非常に危険です。
一応現状では引きずりの症状は解消されました。
今回の箇所がこれだけ痛んでいるとなると、他のキャリパーも怪しいので後日全てのキャリパーをOHする予定。
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