ハイリフトジャッキの検証

新たにナベヤ製ハイジャッキ(HI-JAC)を導入いたしましたので

今まで使用しておりました、中華製ファームジャッキと比較検討いたします。

ハイリフトジャッキの心臓部分です。

ピストンが鋼材の穴に刺さり、上へ上がったり下がったりいたします。

ダグタイルの鋳造部品の精度、加工精度が良いため、荷重がかかっても非常にスムースに作動いたします。

シャーピンへの負担も軽く、限度いっぱい荷重をかけてあげられそうです。

対しまして中華製ファームジャッキ。

構造、仕組みはコピーしておりますが、部品の加工精度や素材が劣悪なため、組み合わせての動作には不安が残ります。

シャーピンへの荷重も高いようで、どこで折れるかわかりません。

リフト柱特製型鋼S50Cと動作部の精度がきっちりあっており、

非常にスムースに上下いたします。

リフト柱もやわらかい素材のようで、ジムニー２３を上げましたらしなりました（笑）。

また、動作部とのクリアランスも大きめで、動作が引っかかりスムースとは言いがたいです。

信頼のナベヤブランド。

シャーピンや補修部品も国産ならでは、すぐに手に入ります。

メンテナンス状況もよく錆はありますが、非常にスムースに動作いたします。

長さも適当で、単管ホルダーを利用しジムニーのロールケージにぴったり収まります。

結果、両者とも『ハイリフトジャッキ社』の製品を元に作り上げられたジャッキですが、加工精度や素材の良し悪しにより別物の製品となっております。

ただし、ナベヤの方は新品で￥５０５００とかなり高額ですが、中華製は￥５９８０と極端に安いです。

しかし、危険のともなう作業や遭難のリスクを考えますと、本家ハイリフトジャッキ社の製品か、国産の製品をお勧めいたします。