サイド(パーキング)ブレーキ調整とブレーキ鳴き解消
1
まずはジャッキアップ後、ウマをかけて前輪に輪留め。
当たり前のことですが、車体のバランス、動きに細心の注意を払います。
お恥ずかしい話ですが、私以前にジャッキアップ後に車を落としたことがあります。
同様のケースで友人も亡くしてますので、本当に気をつけましょう。
以前に塗った防錆剤のおかげで、ホイルもハブに固着することなくすんなりと外れました。
H&Rの青スプリングもカッコイイでしょ!
2
毎日乗っているにもかかわらず、最近たまにブレーキ鳴きが・・・
原因はわかっているので、キャリパーを外します。
まずはパッドを固定しているピンをポンチで抜いて、ピストンを戻します。
その後17mm2本を外してキャリパーをフリーに。
3
キャリパーをフリーにしたら、ブレーキのホースに無理な力がかからないよう、適当なところにキャリパーをぶら下げておきます。
こんな時、クリーニング屋のハンガーが重宝します。(笑)
ローターをとめているボルトを5ミリのヘックスで外し、後は渾身の一撃!
ガンガン引っ叩いて、ローターを外します。
が・・・
これも防錆剤の効果か、あっけなく外れました。(笑)
この時大事なのは、必ずパーキングブレーキをリリースすること。
焦ると犯しがちなミスです。
何度打ち込もうと、絶対に外れません!
かく言う私も今までに何度か・・・(自爆)
4
あっけなく外れたローター 1244230512
使用限界の厚さ7.3ミリに対し、現状8.5ミリ
「耳が出たら交換」とか言いますが、元々が平滑なんだから、少しでも減れば耳というものは出てきますね。(笑)
「耳」と呼ばれるのは、一体どのくらいの段差からなのでしょう?
それでも限界まで使い切る前にパッドの地金がローターに当たってしまい、ブレーキの役目をなさないこともあるそうなので、そこまでは・・・ですね。
軟鉄の性質上、厚みのみではなく、年数や使い方で限界も考えないとですね。
5
こちらがドラム(ローターのベル部内側)とシューとのクリアランス調整をするカム。
実際にはローターをつけた状態でハブボルト穴からドライバーを突っ込んで調整しますが、シューの当たりや状況ををチェックするためローターを外しました。
シューは元来停まっているものをそこに停めておくだけの役割のものなので、減りこそほとんどありませんが、クレーター状に凹んでいる部分も・・・
せっかくなので、サンドペーパーで表面を馴らします。
6
国産車なら裏側にサービスホールがあったりするものですが、この車の場合はハブボルトからマイナスドライバーを刺して調整します。
面倒くさっ!
サイドブレーキがフリーの状態で、ローターが回らなくなるまで詰め、そこから3ノッチほど戻します。
左右のバランスもチェックしながら、引きずるか否かの微妙なところで調整。
7
足踏みサイドブレーキはプロペラシャフトの上でその梃子の原理を両輪ワイヤーに伝えます。
ここにもワイヤーの調整機構を持つリンクがあるので、13mmのボルトで調整します。
何度もサイドブレーキのセットとリリースを繰り返し、シューを落ちつかせ、カムの調整もしながら最後はタイヤをつけて、引きずりの最終確認をします。
8
外したパッド、ピン、テンションプレート等はブレーキクリーナーで清掃します。
組み込み前に各部をグリスアップ
パッドは鳴き防止のため面取りします。
周方向のみではなく、外周・内周もきっちりと。
これベンツでは大事です。
鳴きの原因ともなりますので、ザックリといきましょう。
パッド、ピン他、キャリパーも元通りに組み付け、完了!
足踏みペダルは今までと比べ随分と手前でロックするようになり、ギュッと効くようになりました。
う~ん、キモチいい~!
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