こだわりのホイールバランス調整　その１

ご紹介するのは、究極のホイールバランス調整が可能な『 ＨＵＮＴＥＲ　ＧＳＰ９７００ Ｎ 』ロードフォースが測定できる、すぐれものホイールバランサーです。

今回はコイツを使用して超こだわりホイールバランス調整を行います。

一般的に究極のホイールバランス調整といえば位相合わせをしてウェイトを最小にする手法が有名ですが、ハンターＧＳＰ９７００Ｎの場合は最大６３５ｋｇの荷重をかけてロードフォース（ユニフォミティ）を測定し調整（フォースマッチング）しますので、位相合わせ重量バランスとは別物となります。
位相合わせは重さを追求するのに対し、ＧＳＰ９７００Ｎは走行時の真円を追求するようなイメージです！（ほぼRFV最適化に近いです）
「 重量バランスが取れている ＝ 真円に近い ｣　というわけではありません。

もう一つ、ラテラルフォース（タイヤ自体の横流れ力）が測定出来ますので、車両が直進安定するようにタイヤの配置をすることが可能となります。(ストレートトラックラテラル測定調整）
アライメントは取れているのに何となく車両が流れる場合などは左右のラテラルフォースのバランスが崩れていることが有ります。

今回のクランケは当社の社用車である３０系プリウスです。
一ヶ月前に納車されたばかりです。

走行距離１，０００ｋｍ時に車高調を導入し一度だけバランス（スタティック）調整を取ってあります。
今回の作業時、走行距離は約１，５００ｋｍです。

ここから作業の開始です！

まず最初に車両からタイヤを外します。（当たり前か！）

外したタイヤに装着されていたバランスウェイトは全部で２３０ｇでした。

作業を行うタイヤチェンジャーは当店自慢の
『 シーチェ Ｓ３００ 』レバーレスの高性能チェンジャーです。
３２インチ、１５．０Ｊまで作業可能です。

バランス調整のお話なので、チェンジャーのお話は今回は辞めておきます。（本当はとても自慢したい）

サクッとビードを落としてタイヤを外します。

４本全て外れました。

秘密のアイテムです。
フランジ(ユニバーサル)プレートと言いまして
3～6穴PCDは自由に設定できます。

その２へつづく・・・