こだわりのホイールバランス調整　その２

意外と知られていませんが、通常のセンターコーンタイプの固定方法ではセンターが出ない場合があります。
特にボルトタイプの外車はコーンではうまくバランスが計れないこともあります。より正確にセンターを出すにはフランジタイプが良いです。実際に車両に装着している状態でホイールの芯だしができます。廉価なホイールですとハブの芯とPCDの芯が違うことも有りますのでご注意ください。
但し当社で使用しているのは60度テーパー及び球面用ですので、トヨタストレートタイプにはいまいちです。（今回は特別だす）

ホイール単体でランナウト（縦および横方向のぶれ）を測定します。
一般的に精度の良いホイールは0.3ｍｍ以下です。通常は大体0.5ｍｍ以下でしたら合格だと思います。

もうひとつのポイント・センタリングチェックです。
こちらの機能はバランサーに対してホイールが正確に取りつけられているか確認する機能です。

インナーリムを一度測定します。次にホイールの取付位置を180度変えてインナーリムを測定して再現性を100分の1ｍｍ単位で計測します。

センターが出ているか確認できます。
これが結構シビアで何回もやり直す事があります。
何回もNGだとお家に帰りたくなります。
100分の1ｍｍの精度ですので取付位置という基本的な事は絶対条件となります。

重さではなく真円を追求しますので、ビードシート部のランナウトを測定します。

インナー部を測定しています。

同様にアウター部を測定します。


その３につづく・・・