走行性能的にはクールにひたすら走る素晴らしい実用車です。とにかく疲れません。但し内外装デザインと質感、趣味性は高い❣️
○ 特筆すべき点
・Gベクタリングコントロール
疲れにくく低ストレスな乗り心地とハンドリング、サスの性能を上げているかの様。
驚いたのは横風に強い事❗️
四駆プラスGVCの組み合わせは無敵に感じる、、、
山間部を掻い潜る高速道路に於ける強風の横風、乱気流を発生させながら走るどデカく、胴長なトラックを追い越すとき、、、
とにかく直進安定性はこれまで乗ったことのある全てのクルマより高いと感じる、、、
これまたシーマとE46BMWに挙動は近いものの、やはりステアリング修正の少なさは圧倒的に上と感じる。
まぁ、シャーシの基本性能やホイールベースと言った根元的な要因もあるのはあるでしょうが、
あくまでも電子制御がきめ細かく介入し続けることによりもたらされているモノと想像します、、、
コンパクトSUVに高級車の落ち着き、これは次もマツダにしたくなるね。CX5は2.2Dなら更に40キロ超の大トルクに全車速追従となるMRCC付きとなる❗️
・追従式レーダークルーズコントロール
これがあるかないかで運転の疲れは2倍以上の差がある気がする。まず飛ばしたくなる衝動が減る、、、何故なら前車について行く事こそ本分なので、追い越す、ましてや煽ると言う発想は激減する。
皆様、安全運転はまずスピード抑制から。
・優れた内外装デザイン
真面目に外車のデザインより上と浸れる国産車では数少ない秀逸なデザイン。世界カーデザインオブザイヤー上位入賞車。
内装では特に前後シートは座り、乗り心地優秀であり、前席高さ調整幅は問題なく、一番低い位置にすると身長180センチでもコックピットに潜り込む様な位置になり、FRセダンにある様な、スポーティーな雰囲気に浸れる。
内装の質感からもラグジュアリーと言うより、清潔なオフィースデスク周りのようなスマートさを感じる。個人的には動物愛護の精神から、極力、本革内装ではない方が良い。本革風の合成表皮であることもグー❣️
・シートポジション
今や世界共通語にまでなった人馬一体を追求し続ける中でより洗練されたものになっている。BMWで代表されるようなポジション造りがFFベースのクルマでしっかり出来ている。他にもあるのはあるが、国産車では中々、ないセッティングと思う。
またこのクルマに決めた、いや最近のマツダと決めた大きな理由の一つがオルガン式ペダルにこだわったシートポジション造り❗️
シートベルトが何となく緩みやすい気がするが、これはドライバーの心がけ次第というところ。
○燃費について
アップダウンのある郊外一般道ならリッター16から18キロが目安。渋滞なしのフラットな一般道なら20キロ。
四駆の満タンは少な目の44リッター、満タンで長距離走行で一番伸びて800キロに届くか届かない位かな?
今の環境での普通使いなら500から600キロ位が目安か、、、
○オプション
アルミペダルに運転席メモリー付きパワーシート。
○四駆について
20諭吉高となりますが、リアフォグ、フロントライトウォッシャーが付いて来ます。
○総評
常にクールにスマートにドライブ出来るクルマって、ありそうで中々、無いがCX3はこれに該当する。
デミオのSUV版とはとてもじゃないが信じがたい。デミオベースのSUVが300万近く?いやいや、もともとデミオ自体が国産コンパクトカーでも頭抜けている訳で、、、デミオ、、、特に下りヘアピンなどは、NAエンジンのデミオの斬れ味鋭いハンドリングはFRちっくです。これは重心の高いCX3より上と感じました。
さらにデザインなどにコストがかかった、違いが分かる人には分かる中味なので、そう言う意味ではプレミアムカーの定義はしっかり満たしていますね。
この点、マツダさんはしっかり、でも、さりげなくアピールし続ける必要があるのでは、、、
自分の車歴でCX3に乗り味で近いのはFGY32シーマ、E46 3シリーズ辺りか、、、何故かFRのジェントルなセダンが続きます。
持った事ないけど、軽々しく薄っぺらくないと言う意味で、ベンツやボルボの様な重厚で質実剛健な感じもある気がする。
マツダは数パーセントのシェアで、クルマに拘る濃ゆ目のファンはしっかり満足して、またマツダをリピートすることで商売の流れを作ろうとしてるとか、、、その流れは完全に達成しているのではないか?
見てくれの派手さや、見栄を張りたい人に媚びる様な一過性のものではなく、クルマの本質をよく考え、分かっている、かつ時代にも即した内容と言う所に共感を覚える。これぞ質実剛健❗️
今やドイツ御三家のドライバーからも、最新のマツダ車はチラ見され、注目を受けるクルマだと感じます。これから現外車オーナーなどの拘りさん達が、マツダ車に吸収されていくのか、、、頑張ってください❗️