オルタネーターオーバーホール！その2

リヤベアリングだけでローターを回すと、少しだけゴロゴロしていました。どうせなら交換しようと考え、アストロのギヤプーラー薄爪を購入しました。

ローターの軸を痛めないように、小さなソケットを当ててベアリングを慎重に外します。

外したベアリングの刻印は949100-279で、外径35mm内径15mm幅13mmです。
近くの自動車電装修理店に電話しましたが、在庫が無く取り寄せとなり、後日デンソー品番949100-2790で税込737円で購入出来ました。

フロントベアリングとローター軸は手でもスポッ！って入ってしまい、プーリーを軽く取り付けて画像のようにリヤベアリングを圧入しました。
パンタジャッキの当たる部分にフライホイール取付けボルトをナットで固定してZ角座金を挟み、プラグレンチソケットを当てて圧入して行きました。
プラグレンチソケットは内部に磁石が入っていない物で、車を弄りを始めた頃にホームセンターで購入した安物工具セットに入っていた物を使いました。内部に磁石が入っているとローター軸が当たってしまい、磁石なしだと内部がスカスカでローター軸がソケットの中に入って行きます。

続いて、ICレギュレーターの点検です。
ELECMAN・R1・1000C・12V0.8Aが付いています。
詳しい説明は次の画像説明に書きますが、電装品点検のレベルが低い私にはテスターで数値を見ても微妙です。
ELECMANに問い合わせをしましたが、部品の購入は難しいので断念しました。
異音から修理を始めたオルタネーターベアリング交換。ベアリングだけ済むだろうと考えて始めた分解…ベアリングやプーラー、中古電動インパクトなど購入…、後戻りは出来ません。

ICレギュレーター、トヨタ品番27700-63021取扱い終了、代替品27700-70030に変わっているようです。ですがお値段18100円位？
なので、ヤフーショッピングでAE86オルタネーターインナーパーツセットを販売している所から部品を購入しました。部品に１年保証が付いているので保証無しよりは安心です。
ICレギュレーターの点検方法ですが、B端子とF端子間のダイオードをテスタのKΩレンジで導通テストを行います。基準はB←→F間で極性を変えて、一方に導通があって逆方向に導通がないです。

点検結果は、
付いていたICレギュレーターは、
B＋F―で4KΩ、B―F＋で41KΩ
新品のICレギュレーターは、
B＋F―で4KΩ、B―F＋で90KΩでした。

続いて、レクチファイアの点検です。
テスタのKΩレンジで導通テストを行います。
P1と3ヵ所のE部分、P2と3ヵ所のE部分、P3と3ヵ所のE部分、P4と3ヵ所のE部分をテスタで繋げます。
基準は極性を変えて一方向に導通があり、逆方向に導通がない事です。
ここで付いていたレクチファイアに異常があり、E2と各P端子に導通がありませんでした。
新品のレクチファイアは、一方向が∞、一方向が3.5～3.7KΩでした。