2017年10月12日
道東サケ釣り紀行☆マジドラマ注意、長文危険
以前リール弄りのときに言ってました釣り旅行、本日帰還(日付かわっちゃいましたが。)
去年までバイトで行ってた根室で、たまたま寄った漁港でのおじさんとの会話が始まりでした。
納沙布岬に行った帰り、双沖(ふたおき)漁港という、まあホントに何もない小さな漁港がありまして。
岸壁にクルマ付けてほのぼのと釣りをしていたおじさんに、
「何か釣れますか?」
「あー、アキアジ釣れるよ。」
「アジですか、サイズどれくらいなんです?」
「アジで無くでサケだべ。ほれ、そこ泳いでっから。」
「サケですか、うわ、ほんとだ!!デカっ!!しかもたくさん!こんな普通の港で居るんだ、、、」
と、岸壁脇をワサワサ回遊してるサケ見て
来年はゼッテ―釣りに来るだ!!と心に誓ったのでした。
ルアーも買いこんで。
そして。
かなり前から日程調節し、10/9-11の二泊三日で予定を組みました。
・・・組みましたが、、、問題が。
まずはメインの釣り日になる10/10の天気図↓
道東に丁度低気圧、前線あり、寒気まで下りてきちゃいまして。
東海地方は高気圧に覆われ暖かかったみたいですけど、超風と雨で激寒↓↓↓
10度切ってて雨と風は完全に罰ゲームです。
そして決定的なのは今年はサケが居ない!!!
事前のネット情報は絶望的なものばかり。
定置網すら掛からない。
常連すら1本上げてるか無いかの非常にキビシーー状態。
神様、僕は悪い子ってことなんですか。。。
しかし中止にするわけにもいかず、なんとかなるべ、と一縷の望みを胸に出発。
まずは千歳からのプロペラ機が強風と視界不良で引き返すかもしれない限定運行というこれからを暗示するようなスタート。はあ。
中標津でレンタカーをゲット。
今回の相棒はこいつ。
フィット、北海道ならでは、10月なのにもうスタッドレス装備してます。
今回たくさんの荷物をホテルに往復便で送っておきましたので比較的身軽に旅できました。
初日、10/9
中標津から1時間強のドライブ、根室に到着。
ホテルに届いていた荷物をいそいそと積み込み、まずは穂香(ほにおい)をチェック。
この日は風裏になっており比較的平和でしたが、老夫婦が竿を8本出して朝からやってノーフィッシュ。
3時半過ぎの時点ですでに日も暮れ始めていて、急いで目的の双沖漁港へ。
この日は風表になっていて太平洋の波も高く、港もうねっていて濁りも。
ゼツボー的状況。
釣り人もゼロ。
ちょっと投げてみましたが何の音沙汰もなく終了。
夕は根室での行きつけの炉端焼き、壱炉で飲みつつ情報を聞くと、やはり今年はサケが獲れないと。
悪い時に来たねって。
だからって諦めませんよ。
2日目、10/10
一日フルに釣りができる日、今日なんとか答えを出したい。
4時に目覚まし、5時前に双沖漁港へ。
今日は風が変わっていて風裏になるものの結構な強風に雨。
夜明け前から誰もいない漁港で黙々と投げ続けましたが答えは無く。
8時過ぎに寒過ぎて行動不能になり一旦ホテルでシャワーで体温上げて再戦。
昼くらいに投げ釣りのおじさんが来て
「今年はまだアキアジ上げてるのみてねえなあ、なんせ跳ねてないから」
「しってます。。。」
ここで心折れてチョイ投げへ。
ターゲットはコマイ(ホッケみたいなやつ)とカレイ。
この子たちはすぐに答えをくれました。
荒んだ心を癒してくれました。
釣れた魚は全部そのおじさんに寄付。
その後北海道ラーメンでお腹を満たし体温を上げた後、暗くなるまで頑張りました。
日暮れ前から常連サケ釣りおじさんが現れ、2時間ほど一緒にサケ狙いしつつお話ししましたが、
「俺は毎日来てるけど今年はまだ2本だなあ。去年はいっぱい釣れたんだけどなあ。」
「それ見て、夢見てきたんです。。。」
「お兄さん、まあ絶対釣れないってことはないから。」
「気休めでも嬉しいっす。」
そのおじさんも、「今日は(も、でしょ?)ダメだったなあ、がんばってな。」
と完全日没の6時前に撤退、そこから一人で1時間粘りましたが、
キタキツネに出会って終了。
その晩も壱炉で飲んで早めに就寝。
ラストデイに賭けます。
3日目、10/11
昨日より遅めの5時半港到着。
明らかに昨日までより水の色が奇麗で、風もちょっと弱くて、何より雨が降って無い☆
1時には上がらないといけないのでホント朝が勝負でしたが、、、
やはり答えは出ません。
そして11時くらいに先日の投げ釣りおじさん到着
「アキアジ釣れた?」
「泳いでるのも跳ねてるのも見てないです。」
とか話してたら目の前で今年初のサケジャンプ!
じっとみてると黒い影がいくつか走ってるのも見え、
「久しぶりにアキアジみたな、お兄さん、がんばって!」
そしてそのほんの数分後、
アルミスプーンにタコベイト付けてデッドスローで巻いていたロッドに違和感。
当たりというにはあまりにも魚感のない、まるで昆布でも引っかかったかのようなヌルい重み、しかし反射的に合わせた先にはドスンドスンと強烈なトルク!
キターーーーーーーッッッ!!!!
おじさんもあわてて網持って走ってきて待機、数度の突っ込みをかわし、見事にネットイン☆
どや!
どや!!
どやぁぁぁ!!!
ミラクルですよ。
最終日の終了間近、全然釣れてない状況、悪天候、、、
盛ってないマジストーリーですよ。
魚持った時、マジでしばらく手が震えてました。
人生初のサケは、すっげー濃いドラマを生んでくれました。
しばらく思い出しで酒が飲めますね。
こいつは現場で腹を奇麗にし、保冷ボックスに入れて持ち帰りました。
機内に持ち込み嫌な顔をされたのは内緒です。
明日実家で食べる予定です。
(雄のサケはイマイチらしいんですけどそんなのかんけーねえ)
なんてカッコいい魚。
あ、サイズ測るの忘れた!
ロッドから推定で70cmってとこですかね。
タックルデータ
ロッド:ワールドシャウラ 1752R-2
リール:16アンタレスDC改 XGナロースプール
ライン:オシアEX8PE 1.5号
リーダー:バリバスVEPナイロン20lb
ルアー:ウォーターランド アルミん15g ブルー/オレンジスポット
フック:アキアジクルセイダーSSシングル
おしまい♪
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Posted at
2017/10/12 03:09:27
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