走りを求めるなら、クーペである。
なんだかんだと、理屈を並べてみても、形状から生み出す特性にはかなわない。
フェアレディZを試乗してきた。
妻の、健康診断を待つ間の、暇つぶしである。
試乗車はMT。
グレードは何だか知らないが、MTシンクロレブコントロールが付いていたから、バージョンSかSTであろう。(ノーマルグレードには、この装備はOPでも付けられない。)
久し振りのMT運転。クラッチ操作だけに集中してしまい、車の特性など、全く感じられない。ひたすら、エンストしないことだけに気を使い、半分パニック状態である。
でも、必死になって運転しつつも感じたことは、運転しずらい感じはしなかったということ。ミッションも、シンクロレブコントロールのお陰だろうか、それほど失敗せずに、入れることができた。エンストも1回だけであった。ハンドルは、重めではあるが、重くて重くてどうしようもないというほどではない。扱い易い重さである。
軽快さはない。でも、マイナーチェンジ前よりは軽くなった。前車は、重たくて、「本当にスポーツカーかよ」と思うほど、どよんとした走りであった。マイナーチェンジ後の、今回のZは、エンジンパワーと車体の重さのバランスが取れている感じで、動きの鈍さは感じない。もうちょい軽快な走りでもいいかなとは思うけど。
ご存じのとおり、2人乗りである。
それだけで、ファミリーカーとしては失格である。
2台持てるような、裕福な人なら、家族がいても所有できるのであろう。
でも、もしも、庶民の私が所有するなら、Zと軽自動車の組み合わせだろうか?2+4で、合わせれば、6人乗りとなる。維持費もまぁ、軽自動車の方は安いから、駐車場さえなんとかなれば、負担ではないだろう。
クーペと軽自動車生活も悪くないかも?
Posted at 2009/08/22 17:43:34 | |
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試乗記 | クルマ