国産の鞄というと、吉田カバンが有名だが、他にもメイドインジャパンを守っている鞄店はある。
その内の一つに、浅草雷門近くに立地する、「犬印鞄製作所」がある。
犬印という店名の由来は、以下の通りである。
「救助犬の小さな樽」のような大事なものを安全に運ぶための質実剛健な鞄に、犬と鞄を組み合わせたマークを付け始め、昭和28年に商標登録されました。」
この鞄店の作る鞄の特色は、帆布を使っていること。
あまり、派手で奇抜なデザインはせず、使い易さと、帆布の特色を活かして作っている。
今回買ってきたのは、散歩鞄という、縦20.5cm×横20.5cm×まち幅11.5cmという小振りなショルダーバックである。自然な風合いで、手触りが良く、体にとても馴染む。収容容量も割とあり、デジカメ、折り畳み傘、文庫本を入れてもまだ多少余裕がある。名の通り、ちょっとした散歩などに適した大きさの鞄である。9,000円くらいはしたが、手作りでもあり、質感も良く、価格に見合っていると思った。
この鞄を買う前、吉田カバンも候補に挙げた。でも、1万円前後の鞄を見に行ったところ、価格の割には、質感がイマイチに感じたので候補から外した。(もちろん、質感のいいのもあったが、それは、2~3万円もする!)(あと、気のせいかもしてないが、店員さんがツンツンしているような気がしたので、それも嫌だった。)
犬印鞄製作所の鞄はそれほど有名ではないものの、固定ファンはいるようで、浅草の浅草寺を囲むように3店舗も展開している。
店員さんの対応も親切丁寧。色で悩んでいると、色見本を貸してくれたり、ファスナーの取っ手が気に入らないといえば、別の部品に変えてくれたりと、(もちろん有料だが)融通がきき、痒いところに手が届く接客であった。
今日はとても満足のいく買い物ができた。
有名な鞄ばかりが、いい鞄ではない。また、外国産のブランド鞄が特別いい鞄でもない。
浅草に行ったら、
犬印鞄製作所へ行ってみよう。あなたに合った、素敵な鞄達と出会えるかもしれないから。
Posted at 2011/10/23 16:22:36 | |
トラックバック(0) |
日記 | 日記