マニュアル車を運転する人であればわかる感覚だと思いますが、車によって運転する人の癖が顕著に出るのがクラッチやシフトフィーリング。
シフトするたびにジャリジャリ音がする車や、クラッチの踏み応えに違和感を覚える車は他のフィーリングが良くても、運転していてどうも気持ちが悪い。
出力があるないにかかわらず、エンジンフィーリングが気持ちよく、足がよく動くという車は、だいたいオーナーもミッション・クラッチにも気を使っているので総じて心地よいフィーリングになりますね。
仮にちょっと不具合があっても、オーナーが「ちょっとシンクロが傷んでいて3速音が出るよ」とか現状を理解している場合は別段問題ないのですが、私の中で許せないのが人の車だと思って無茶をする人。
特にひどいのが社用車の扱い。
傍で見ていてクラッチを踏み切らずにシフト操作する人とか、バックに入れる際、「ギャー!」と音が鳴ってもお構いなしの人とか見ると、その人の神経を疑いたくなります。
技術的な問題もあると思いますが、クラッチをきちんと踏み切るとか、少しシフトを入れるのを待つとか、バックの際は停車するのを待ってクラッチを踏みなおすとか・・・
ほんの少し、「丁寧にする」という心掛け次第で寿命はかなり延びるはずです。
社用車だけでなく、代車もそう。
代車だと思って、無茶する人もどうかしている。
代車ってわかりきっていることだと思いますが、アレ、自分の持ち物じゃなく、クルマ屋さんから借りている車ですからね。
結局、乗り手によって扱いの差が出やすいからマニュアル車が減っている要因にもなっていると思うのです。
そんな中、職場の車も見るに見かねる状態になってきたので、末期症状となる前に手を打ちました。
耳が痛いと思う人は思ってくれ。
小姑みたいにウルサイと思う人は思ってくれ。
そう思われてもいいや、という覚悟で2か月前、1番稼働率の高い車のダッシュボードに「シフトとクラッチ操作は丁寧に」という張り紙を貼りました。
みんな私のことを車好きとわかっているからでしょうが、上司・同僚とも誰も文句も言わず、その張り紙のとおりやってくれています。
やっぱりね・・・他人の持ち物は、自分の物以上に大事に扱わないとダメだと思います。
Posted at 2014/09/29 12:43:31 | |
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