先日、福岡県にあるスピードパーク恋の浦に行くために、積載車を借りた訳ですが、今日は、「初めて積載車を借りた」いわゆる素人目線で、メリットとデメリットについて考えてみます。
そもそも積載車を借りようと思った理由は、8月の残暑厳しい時期に、エアコンのないカプチーノで長距離移動するのはしんどいから、積載車を使えば、少しでも楽に移動できるのではないかと考えたからです。
結果的に、この日はちょうど過ごしやすい快適な日でしたが・・・。
もう一つ、大きな要因として、カプチーノの積載能力をどこまでカバーできるかということの検証です。
カプチーノに限らず、2シーターのクルマは、車内スペースの都合で、競技時の走行用タイヤを別途積載してくることが難しいです。
稀有な存在として、リアトランク部分にキャリアを活用してタイヤを4本積んでくるMR2などもいますが、コレはすぐに真似ができる芸当ではありません。
実際、高速道路走行中にタイヤが脱落などしたら大変です。
キャリアの強度の問題だけでなく、固定方法も含め、ノウハウがある人ができる技だと思います。
私のビートは助手席に2本タイヤを積んで行きますが、それをやると、車内スペースが限られ、荷物を厳選しなければなりません。カプチーノはそういうことからタイヤの携行は基本、諦めています。
タープを積むスペースも重要です。
テトリスでいえば、キッチリと赤い棒を計画通りにハメ込まないと即ゲームオーバーです(笑)
仮に私のクルマがランエボやインプといったクルマであれば、積載能力に問題はないですし、エアコンもあれば高速道路の巡航もそれほど苦ではなく、恐らく積載車を借りるという選択はしないと思います。
そんなわけで、エアコンのない2シーターということから、積載車を借りる理由が一般的な事例とは言えませんが、そこは参考程度にしてください。
ということで、メリットデメリットの整理をしてみます。
□メリット
1 カプチーノやビートよりも高速道路の巡航が、積載車の方が圧倒的に楽であること。
2 イマドキの積載車は、エアコン、ETC、ナビ完備なので、基本装備に困らないこと。
3 (シートは倒せませんが)カプチーノよりも楽に仮眠もできること。
4 タイヤを始め、クルマに積めない荷物を運ぶことができること。
5 もしも何かトラブルが発生したときに、大きい保険があること。
6 積載車で競技車両を移動させるので、移動時の車両トラブルを回避できることと、車両の負担を回避(オイル等へのダメージやタイヤの摩耗など)できること。
メリットを考えてみると、長距離運転をする際は、カプチーノよりも楽で体への負担が少ないことと、車両への負担も同時に回避できることと、荷物(特にタイヤ)が運べるということが最大のメリットだと思います。
□デメリット
1 積載車を借りたり返却したりする手間や費用が別途発生すること。
2 高速道路の通行料金が軽よりも遥かに高いこと(笑)
3 タイヤなどは運搬できても、しっかり固定することが前提であり、飛散したり濡れて困ったりするようなものは当然、固定できないこと。
4 一般道路での走行は車体が大きい分、かなり気を遣うことと、ガソリンスタンドへの入店も給油スペースや転回ができるかなど、気を遣うこと。
5 私が借りた積載車で高速道路の満タン法での燃費は、リッター約7.7キロ。カプチーノの高速道路だけの燃費は、調子の良いときだとリッター20キロを超えるので、軽と比較するとかなり燃費は悪いこと(笑)
デメリットを整理すると、高速道路での巡航は有利でも、一般道路では取り回しの関係も含めて気を遣いますし、コスト的には覚悟しないといけないところがあります。
わかりやすい天秤にかけるとすると、「高速道路が楽=体への負担軽減」と「コスト」のバランスをどのように考えるかだと思います。
今回、非常に良心的な価格で積載車を借りることができたことがラッキーでしたが、費用対効果を考えれば、余りオススメできるものではないかもしれません。
しかしながら、「体への負担軽減をお金で買う」と割り切ることができれば、積載車はかなりオススメできると思います。
今回、積載車を借りてみて私の素直な感想としては、片道250kmくらいだと積載車を借りずに自走で頑張ろうかと思いますが、片道350kmを超えるような場所への遠征時には、高速道路の移動が圧倒的に楽なので、借用費用がかかっても次も積載車を借りたいという感じですネ。
Posted at 2019/08/28 22:58:39 | |
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