1/29(土)に納車~コーティングを経て、事実上1/31から乗りはじめたNX350。
適当なホットモデルらしからぬ / 慣らし運転らしい穏やかな運転を心がけていたら、新世代NXの低速域におけるしつらえの良さが際立つこともあり、今後も日常的にはこういう品の良い運転を心がけたいものだと思い始めている自分に苦笑する。
あと、私としては神経質な慣らし運転は好むところではないし、レクサス(トヨタ自動車)の主張も、特に慣らし運転は必要なく、1000km走行時のオイル交換も不要だとしている。部品自体や組付けの精度が相当に上がっていることが理由だという。そうですか。
ということで、普通の運転を楽しみながら、昨日(2/6)の夜には1000kmを超えることになった。
↓999kmからの・・・
↓1000km達成(笑)
間違い探しをどうぞ。いや間違いではないな、「違い探し」。正解は9個。全部分かるかな?
レクサスアプリを立ち上げて、ログを見ようとしたら、こんな画面に。
バルーンが画面の下から現れて、Happy Anniversary 1000km と祝ってくれた(笑)
芸が細かい。これがレクサスのおもてなしというやつか??
ログを見てみよう。
この日の運転スタイルは、比較的穏やかな加減速を基調としつつ、時に高速道路の加速レーンからフルスロットルも試してみたり、岡山一般道の山間部で結構な運転(ただしスキッディングはしていない)をしてみたり。基本的には市街地は少なめ。そんな状況での燃費が、平均 11.8 km/L、9.7 ~ 12.8 という幅を記録した。なお、運転モードは様々なモードを試しているが、ノーマルモードが基調であった。
2.4Lターボとしては、もっと悪い数値を出すのかな?とも思っていたけど、賢くて高効率な8速ATの恩恵は確かにあるのだろうな。もちろん本気で踏みまくったら、燃費は一気に悪化するだろうけど。
上記は、324kmの一気乗りでの経路。
神戸から第二神明~姫路バイパス~姫路西IC~国道29号線で北上、ノーマルタイヤにつき宍粟町で引き返し、山崎ICから中国道を経て鳥取道経由、鳥取ICから市街地に。
鳥取市内は幹線道路でさえ一部積雪している有り様だったので、鳥取道を引き返し、中国道で美作ICまで行き、そこから下道で津山に入る。津山名物B級グルメのホルモン焼きうどんを楽しんできた、という流れ。ほぼ6時間、高速道路や山間路主体、信号は僅少だったこの行程で、燃費は 12.2 km/L 。悪くない。旧NX300と似た感じだと思われた。
次のこの経路は、津山から「美作やまなみ街道」という、タイト過ぎないがゆったりでもない、とても刺激的な道を経て、岡山国際サーキットに至るルート。
「低速ギアを選んでフルスロットル、時に無理やりタイヤを鳴らす運転」は避けつつも、SPORT S モードや S+ モードが選ぶギアに、時にはブースト正圧を乗せるような運転。信号がほとんど無いとはいえ、リッター当たり10km を下回らなかった。
以前の NX300 だと路面のうねりや荒れによって車体が「ブォン!」と揺さぶられる感覚が強かったが、現車ではビシッと走る。ただし低速時の段差のイナシは感動的なくらいまろやかだったのに、時速60キロ以上になると、場合によっては「ゴンッ」と来ることもある。そうでないこともあるんだけど。受けきれない荒れもある、ということか。
その足回りのおかげか、隣に座る息子は「明らかに酔いにくい」と言う。私が荒い運転を嬉々としてやっているとき、今までは往々にして酔っていたようだ。それは気づかなかった。悪かったな、息子よ。でも今後はそんなこと気にしないでいいんだな。
エンジンの加速について。負荷の小さい平地の3速くらいまでであれば、アクセルを結構踏み込んでもB圧は0.5を超えることは無かった(当たり前か)ように思える一方、やや登りの4速だったかその程度であれば、B圧がオーバーシュートで1.0を記録する程度まで上がったのは、こんな味付けのモデルとしては意外だったなぁ。もっとマイルドなターボだと思っていたのだ。
なお、8速ATでの3速は、6速ATの2速ちょいに当たる。
そうそう、高速道路のPAから出るときの加速レーンを時速20キロ程度で流しておいて、本線に合流する直前で一気にベタ踏み・フルスロットルを試したとき。もちろんS+モード。
路面はライトウェット、ほぼ平地~やや登りだったか。
刹那、タイヤがゴッゴッと2回のわずかな空転を見せたのち、一気に加速。
「どれだけ獰猛な加速を見せてくれるかな?」
と期待していた思いが強すぎたのか、案外常識的な加速にとどまったような印象に、やや落胆。
と思っていたら、スピードメーターは高速道路の制限速度をオーバーしていることに気づき、苦笑しつつアクセルを抜く。
GPSで見たところ、18インチのタイヤを選んでいるボクの NX350 は、概ね6~7%のハッピーメーターだということが分かった。標準的だね。
ややウェットかつやや登りだったにせよゼロ加速にやや落胆したけれど、時速70キロとか80キロからの中間加速は、かなりたくましいように思えた。
4.5L NA エンジンクラスのトルク感は、こういうところで感じられたということなのかも。
なお、時速100キロ巡航時の回転数は、メーターの読みで 1600 rpm 程度に見えた。長距離を走る場合、結構足は伸びそうだ。ガソリンタンクが前モデルよりも小さな 55 L に設定されているけれど、500 km 以上のロングクルージングを無給油でこなすことは、無理なく可能だ。
そうそう。レクサスにあるまじき低級微振動が生じる瞬間があった。
岡山の山間部、舗装は悪くないにせよ、雨水を吸収するタイプのザラついたアスファルトを走っているとき、運転席右側のどこかからビビリ音が出たり引っ込んだり。これは気になる。再現性が低いので、今後の要注意ポイントだ。
プロアクティブドライビングアシストについては、市街地を走る時はONがいいけど、山間部などで走りを楽しみたいときにはオフにしたい。これ、一発でオン・オフできるように設定できるのかなぁ。要調査だ。
LCA(レーンチェンジアシスト)
https://lexus.jp/technology/safety/lca/?p=l-tokyo
これも使ってみた。LTA(レーントレーシングアシスト)作動中に1秒間のウインカー操作を保持することで発動される。
まあ、オモチャだな。自分でハンドル動かしなさい(笑)
でも、オモチャは目の前に転がっていると、意味もなく使っちまうものではある。
ともかく、新型NXから新機軸として採用された各種システムやインターフェイス類の使いこなしは、まだまだ慣れが足りていない。
逆に言うと、今までのモデルではそこそこの経験で一通り覚えてしまったら、あとはちょっと退屈になってしまっていたとするなら、新型NXのではワクワクできる期間がちょっとでも長く維持できるかもしれないな、とも思えた。
ただし、ハイブリッド車ではない自分の NX350 で各種操作をするには、エンジンを掛けて停車したままやる必要が大きいので、ガソリンの無駄使い/地球に優しくない気持ちになってしまう。その点で、ハイブリッド車が羨ましかったり(笑)。
でもね、やはり走りを楽しむには、軽量が一番。450h+は面白いクルマだけれど、2トン超えは苦しいなぁ。ボクの NX350 より 220kg も重いのは、機敏なコーナリングにはどうしてもマイナス要素。この辺りは、人によって志向性やニーズが異なる部分だから、選択肢を広げたというレクサスの主張に頷ける。
ということで、とりあえず 1000km 時点での感想でした。
散漫な文章、読みにくかったですね。ごめんなさい。