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ウォンイット、手に入れてから２年目の夏。

中国製のままだとエンジンは非力なので、１年目、エンジンスワップ。
カワサキ製のパラツイン250ccはキャブレターのご機嫌にもよるけれど、カタログ値40馬力を捻り出す。リッター当たり160馬力ですよ、お客さん！

その加速感に、これは素晴らしい！と思ったのもつかの間、パワーアップと共に排熱もアップ。中国純正のラジエター冷却水系では、到底追いつかないのであった。折角のパワフルエンジンも、パワーバンドで回せないなんて、生殺しもいいところ（笑）

その後、あれこれと手を変え品を変え触っていたのだけれど、この夏前に、900ccクラス用のラジエターを装着したり、冷却水系にバッファーを設けたりして、水温の冷却強度や安定性を上げることに成功。

9月にはSSTRという長距離ラリーに参戦するので、果たしてそれに耐えられるかどうかを見定めるため、盆休み中に中長距離を走ってみた。

まずは8/12、阿波おどり初日。気温３５度を超える正午から１４時の間、神戸淡路鳴門自動車道を走る。３輪は制限速度が８０キロなので、やや混みあう走行車線側の流れがちょうどよい。





　↑阿波おどり開催を祝う、ブルーインパルスが見れました。iPhoneのカメラなのでこの程度。


中学生の娘と２人で、ノーヘル！で完走できました。ノーヘル、あかんね。風切音やトンネル内の反響音で、もう耳が死にます。
それと、目周り。オーバーグラスという大型のゴーグルで保護して走ったのだけれど、紫外線カットは良いとして、ノーヘルなので日に焼けます。家に帰ったら小学生の娘がボクの顔を見て大笑い。鼻が赤いわ、額が真っ黒なのに目の周りが白い逆パンダ状態だわ、散々な目に。

ともあれ、一年で最も暑い時期の高速巡航往復200ｋｍを難なくこなしたウォンイット。よし、次はあさって、弟の1600ccなバイクと長距離ツーリングだ。



その８月14日早朝、道の駅みきにて集合。滝野社インターから中国道に乗り、佐用ジャンクションから鳥取道に入る。

なんだかんだ言って海の道たる神戸淡路鳴門自動車道とは異なり、山間部を走る中国道なので、さてどうかな？と思っていたが、これも無事に巡航できた。水温計の最大値は94℃。よいよい。

鳥取道のひとつ目の出口から下道を走り、蒜山高原で休憩。距離、約200ｋｍで給油。タンク容量10Lがほとんど空っぽ。

その先からは、いよいよ大山の山道だ。大山を１周する間、かなりのアップダウンがあるわけだが、やはり無事に走ることができた。これでもう、オーバーヒートの心配は皆無でしょう。ウォンイットのショップ、シアーズのエンジンスワップ仕様も、今後は安定の品質になります。手に入れるなら、シアーズ！

さて、そのツーリング途中、弟がウォンイットを見て、ふと、言った。







タイヤ、ズルズルやね。

え？

驚いて見てみると、おお、なんだこれは！



左輪はかろうじて溝が残るが、右輪なんて、坊主もええところ！なんだなんだ。急に走るのが怖くなってきた。

山道を攻めすぎたかな？それにしても、この減り方は・・・。


思うにこのタイヤ、冬は硬くてグリップしないなぁと思っていた。そう、ある意味硬質プラスチック製じゃないの？てな感じで、アスファルト上を滑っていく。それもまた一興ではあったけれどね。

そしてこの夏のすり減り方。そうか、中国製のゴム、冬は硬質プラスチック、夏は消しゴムなんだ。最悪。

ということで、帰路は攻めずに穏やかに。

といいつつ、鳥取から山崎に抜ける国道２９号の戸倉峠は楽しかった（笑）
気温がぐんぐん下がっていくのが分かるのは、フルオープンならでは。戸倉トンネルなど、寒いくらいで。

無事に神戸についたのが午後９時。６００キロをオーバーヒートすることなく走りきりました。



後日、タイヤを替えましたよー。
純正サイズは　185/30R14　だったところを、
軽でよくある、　165/55R14　に。

幅は20mm狭くなり、直径は70mm！も大きく。

グリップに関しては、１トン近い軽自動車でも履くタイヤなので、250kgのウォンイットでも大丈夫でしょう。
タイヤ径に関しては、フェンダーアーチが付かない！
後日、部品を作って調整してしまいましょう。


ということで、フェンダーの付いていないウォンイットくんです。



このままじゃ、公道、走れないね。
でも、タイヤ径が大きくなって、迫力出たなぁ。
バネ下重量は増加だけどね。