先日の週末、季節外れの寒波がやってきまして、そうなるとスキー熱の残渣が疼くんだ。
MGMレクサス号(ウチのマーキュリーグレーマイカ色NXですね)の遠乗りもしたいところだし、行くか!
ということで、絶賛春休み中の息子と二人で、行ってまいりました、おんたけ2240。
でもね、ノーマルタイヤ。どうする?
最近ネット上で密かに囁かれている、タイラップ(=インシュロック=結束バンド)を巻いて代用チェーンとする方法を信じて、100円ショップで最も太い、30cm×30本入りを2袋買って、レッツゴー!
土曜、夜の午後9時に下呂温泉に入る。
もちろん宿に泊まる金銭的な余裕はないので、日帰り浴場。
白鷺の湯という、極めて安価ながら、明治時代の洋館風外観がナイスです。
http://www.gero.jp/museum/sirasagi.html
泉質も、ヌルヌルでよろしい。
ただし、石鹸類は持参のこと。
浴槽の窓から、飛騨川対岸の公園に桜の花が咲き誇っているのが見えた。いいねぇ。夜食はあそこで食べようか。
そう、金銭的な余裕のない私たちは、たまたま閉店の30分前に立ち寄った道中のスーパーで見つけた、半額弁当のたぐいをしこたま買い込んであったのだ。
豪華な寿司を食べきれないくらい。ウニまで入ってる。飛騨川河川敷から桜を見ながら寿司ざんまい。こういうのが、いいのです。
さて、下呂からおんたけ2240までは、ナビの推奨ルートだと、中津川まで戻ってから木曽路を上れ、と。
いやどう考えても、高山方面から御嶽山北回りの方が近いでしょう。
ということで、ナビの推奨をガン無視です。
ところが、途中から雪が。さすがの御嶽山、甘く見るべきではない。
=助手席の息子が腕を伸ばしてスマホ撮影。HUDの投影像が入るように=
ところで、チャオおんたけまでの道のりが、かなり楽になっていました。トンネルや橋が整備されまくったのかな。
路面が完全に白くなったとして、ノーマルタイヤでグリップが効くレベルなのかどうか。
深夜11時、周囲には他にクルマはいない。フルブレーキングで確認してみる。
ズルっと滑るも、まだ大丈夫。
恐る恐る走りながら、結局、おんたけ2240スキー場の駐車場までたどり着けた。
さあ、仮眠を取ろうか。
・・・でも寝付けない。息子も同じだったようで、相談する。
このまま雪が降り続いたとして、帰れなくなる可能性もある。
果たして、タイラップが効くのかどうかも未知数。
ということで、合議の末、スキーせずに遠出ドライブを楽しむことに。
深夜1時、木曽路まで降りてきて、さらに北上を続ける。
眠くなってきたところ、奈良井宿の道の駅でクルマを止めて寝る。
・・・起床、朝8時。
周辺はというと、真っ白!
まあ、この程度なので、道路は単なるウェットだが、奈良井宿のアイコン、この橋はどうだ!
いいねぇ、旅情ですねぇ。
さて、どこに向かう?
東京?
あかん、行くのはいいが、帰れなくなる可能性が大。
月曜は朝から仕事だからね。
でもまあ、東に向かいたいよねぇ。
中央道を東京方面に。
走っている最中、思いついた。奈良井宿で寝たでしょ、そう、奈良つながり。
奈良田の里温泉 女帝の湯だ。
http://spa.sound-f.com/kyonan/jyotei.html
「女帝の湯」ってのが、なんだか意味深。男湯もあるんだけれどね。
それにしても、知る人ぞ知る、南アルプスの山深くに佇むこの秘湯、激烈ヌルヌルな泉質を誇る、ぬる湯だ。
ヌルヌルのぬる~い湯。長風呂上等である。
温泉好きの息子なので、一も二もなく同意。
ゆったり2時間も湯につかったあと、周囲に咲く様々な桜に目が行く。
いわゆる普通に見る桜は、まだ3部咲き程度。
その中で、ピンク色の強いこの桜は、ほぼ満開に近づいている様子だ。
んー、いい桜だ。
iPhoneでも軽く工夫して撮れば、この程度の撮影ができるんだね。
スキーに行かないのであれば、一眼持ってきたら良かった。
さて、このあとはどうする?
今夜中に帰るのなら、時間はほとんど残っていないと思う。
ので、基本的には帰る方向に。
富士川沿いを南下し、新東名で浜松に。
うなぎパイファクトリーにでも行こう。
おみやげに小さなうなぎパイをくれました。
あと、売店では各種お菓子の試食を。
もちろん、家にも買って帰りましたよ。
それから、名古屋めしをなにか食べたいよね、夕食のタイミングだし。
ひつまぶし、きしめん、味噌煮込みうどん、味噌カツ、そんなもんかな、なに食べたい?
息子は味噌カツ一択。
であれば、矢場とんかな。
スマホで調べると、新東名の岡崎SAに直営店が。
よし、そこに行こう。
注文して、そこそこ待たされた。
ボク、ワラジとんかつ定食、1,700円。息子は味噌カツ丼、1,200円。
高いが、やはり旨い。感動する息子。
ただ、1,700円にしては、肉が薄めかな。もう少し厚切りでもよいでしょう?
そうしたとしても、利益はしっかりと出るはず。
あと、店員があまりにもひどく愛想なし。
キミ、そんなに口を利くのがイヤなんか、仕事がイヤなんか?
と問いただしたいレベル。
客と目も合わせないで、どうして接客業をしてるのよ。あれは、あかんなぁ。
矢場とんの経営者さん、ちょっと考えてみてよね。
ブランドを毀損してまっせ。
さて、夜の6時。ちょくで帰るのも良いけれど、あと1つくらいぶっ込みたい。
そうだ、リニモだ。
「リニアモーターカー、乗りたくない?」
息子に尋ねてみた。
「お父さんの答え、わかってるで」
「なによ」
「神戸市営地下鉄の海岸線やろ?」
おう、覚えてたか。
神戸の海岸線も都営大江戸線も、車輪はあるけれど、牽引力はリニアモーター方式だ、確かに。
しかし、ここは愛知。
愛・地球博の時に作られた完全浮上式のリニモがある。
どうよ、乗りたくない?
乗りたい!
食いついてきた。
実はボクも乗ってみたい。未経験なので。
ということで、乗ってきました。
かろうじて日差しのある内に乗れてよかった。
いやいや確かに浮いてるねぇ。小回り効くねぇ。ちょっとフラフラしてるけれど、それが浮遊感を醸し出しているのかも。
ということで、なんだかんだ盛りだくさんの、あるいはもったいないロングドライブでした。だいたい1,000kmくらいかな。
納車後2週間で、計2,600kmに達しましたとさ。
乗りすぎやろ(笑)