でかバンのブログ一覧

初めてのバイクいじり、しかも整備書などは一切無し！という状況でしたが、復帰させたい一心でコツコツ直してたコイツ。
先週ナンバーは付けたんですが、まだほんの“様子見”程度でしか走ってませんでしたので、実は今日が初めての本格走行となります。

引き取ってきた当初はバイク運送業者からも「ブレーキきかないし、キーも抜けないけど･･･これほんとに直すの？」って聞かれたもんです。でも、「クルマのエンジンバラシから比べりゃ、たぶん大丈夫･･･！？」と都合よく思い込むことにし、さっそく格闘開始したのが４／初旬のこと。

キーが抜けないのは“パーキングブレーキ”が掛からないから！っいうのが分かるまで数日かかり、その後もワイヤーハーネスの接続に悩みまくりましたが、それ以降はいろんな部品をヤフオクで集めては構造を見比べ、良い部品と交換したりしてなんとか形が出来たのが４／中旬。

セルモーターやアクセルワイヤーブラケットの欠品も、「エンジンがダメだろうから予備が要るよなぁ」と中古のエンジンをヤフオクで落札したおかげで一緒に付いてきたパーツで補うことができましたし、スタータースイッチがなぜか“増設”してあったのは、オリジナルのスイッチ内部の配線をハンダで結線しなおすことで復活！　キャブも一緒に交換･･･などなど、久しぶりになかなか楽しみながらの復旧作業を続け、やっとエンジンが掛かったのが先週末。
ですから、今日が朝から晴れてくれたおかげで、いよいよ試走することができました。
といっても目的地はちょっと離れたガソリンスタンド。

さっそくセルを回すと、ご機嫌にアイドリングを開始します。
でスタート。
「う～ん、やっぱり出だしは遅い（泣）」
でボチボチとアクセルをひねると、急に加速し始めます。

実はコレ、この車両に搭載されている“２速オートマチック”のなせる業だそうで、普通の原チャリのような“Ｖベルトによる無段変速”では無いために起こる変速時特有の現象だそうです。
「さて、どれくらいスピード出てるのかな？」と思い、メーターを見ると･･･「動いてない！？」
ってことで、自宅に折り返しさっそくメーターワイヤーを外すことになりました。

ワイヤー自体は「とりあえずスムーズに回る」んですが、やはり別の車種用のワイヤーを流用してあるようで、どこかが外れているみたいということが予想できます。ただその細工がずいぶん前のことだったようで、やはり途中から半分外れかけちゃってます。そこで、今回はそれをシッカリと付け直すことで様子を見ることにします。なんたって部品は出ませんから･･･ね（涙）。

再び路上に出ると、今度はシッカリとメーターが動いてます。
ただしリヤタイヤがかなりひび割れてますので、ちょっとだけ勇気を振り絞りアクセル全開！
メーター読みで６０キロ弱ってところでしょうか･･･怖くてすぐ戻しましたけどね（笑）

というわけで、これからはしばらくコイツで走り回ろうと思います！
復活して良かった良かった･･･でなきゃ、嫁にまた怒られますから･･･ね（汗）。　

今年の１月に縁あって引き取ったＴＡ２２“初代セリカ１６００ＧＴ”。レストア用に部品がばらされ、主だった部品も“ハゲタカ”された状態でしたが、なにせ貴重なワンテール仕様。ボデー自体の程度は非常に良く見えたため、ちょっと欲を出しちゃったんです。サイドシルはもちろん錆々でしたけど･･･。

でもやっぱり溶接が出来ないとレストアは難しいことに、遅ればせながら気が付き･･･仲間からも「車ばかりいじってないで家族を大事にしなきゃ！」と諭され、断腸の思いで結論を出したのが今月初めのこと。

そして遂に本日、代わりに引き継いでくれる方に雨の中“ドナドナ”されていきました。

バラバラの部品をひとつずつ掃除し、防錆しながらパズルのようにあわせては組み付けたり、無い部品をいろんなところから調達したりで、少しずつではありますが形が出来あがってきたんですが、やはり所詮は“素人”。最後にはあらためて実力の無さに打ちひしがれるとともに、徐々に“重荷”になってきたのも事実･･･。

でもやっぱりお別れって言うのは寂しいものですね。

いつかは元気になって路上復帰させてもらえることを夢見つつ、私とＴＡ２２はお別れいたしました。

その分、ＬＢに愛情を注ぐことにしますね。