本日は娘の習い事の関係で、名古屋は大須まで行ってました。
で、娘を放っておいて、その間ちょっと散策です。
大須商店街をぶらついて、唐揚げやタイヤキを頬張り、冷たいジュースも飲んで・・・と、すっかり束の間リゾートを楽しんでいたんです。
と・・・すぐ近くの大須観音の境内がなにやら人だかり!?
面白そうだと、暑い中近づくと…今日はちょうど「骨董市」が開かれておりました。
骨董と聞くと、真っ先に浮かぶのが「壷や茶碗」の類。やはりここでもそういったものも多く見られましたが、それ以外にも置物や反物、古銭、古道具はもちろん、中には錆びた金槌や包丁、空き缶、マッチ等々…一見して「何に使うの、これ?」って言うものも数多くあり、ひとことで骨董といっても実に幅広いジャンルがあるもんだと感心した次第(笑)
(なかには、古いエロ雑誌やムフフのDVDも普通に置いてあり…今でもお元気そうなおじいちゃんが意外に多く群がっている光景には、正直“マジっ?”って思ったりして)
で、もちろん私も負けじと…
じゃなくって、ジャンクミニカーが雑に箱に放り込まれている露店ばかりを覗いて回っていたんです。
でも、それほどピンと来るものも無く、もう帰ろうか…と思っていたところで、こいつが目に入ったんです。
ダルマセリカのジャンクプラモが。
薄汚れており、タイヤもホイールも1輪分が無くなってる状態で、ひっくり返ってました。
ほとんどゴミみたい。
でも…ピンと来たんです。いや、それどころか…ビリっていう大きな衝撃かな!?
「これってもしかして…あれ?」
実は私、こういうものをコレクションしてます。
これはトヨタ自動車の工場見学の際に、お土産として子供達がもらえるプラモデルでして、だから市販してるわけではなく、工場を見に行って始めてもらえるという代物ですが、私が小学生だった30数年前には“トヨタ2000GT”をもらった覚えがあるんですよね。
プラモといっても、シャシにスプリングをセットしてボデーをはめ込み、後ろの穴に“発射台”をセットすると、バネの勢いで走るという、実に簡単なもの。パーツは実にシンプルで、ウィンドウガラスすらありません(汗)
それでも私が子供の頃は、これでも大喜びでして、さっそくきれいに色塗って、友達どおしでいつもレースしてましたっけ(笑)
しかしそのモデルも後年には変更されていて、知らないうちに“初代プリウス”に変わり、それも“2代目”を経て今では“現行3代目プリウス”が配布されているとのこと。
(写真は2000GTと初代プリウス)
子供心には…というか、大人の目からしてもちょっと寂しい気もしますね。
で、ちょっとこのシリーズを調べていくうちに…昔は「セリカを貰ったよ!」っていう書き込みを、ネットで見つけたんです!
ところが残念ながらその実物どころか画像が残っているわけでもなく、当の記憶すらもあいまいみたいでして…私も「まさかね?」って思ってたんです。
ところが最近、あるツテでこのプラモを製造しているメーカーさんにお会いすることが出来、ちょっと歴史を調べていただくと…やはり有ったんです、作っていたという記録は!
でもあるのは「作ったことがある」という記録だけで、金型はもちろん写真も図面もいっさい無し!!!
そのお相手いただいた方も「初めて知りました」って言うくらいですから…まさに“都市伝説”のようなものだったんです。
で、本日ビリッと来た根拠というのが…
「ボデーの後ろに穴開いてて、発射台を引っ掛けるでっぱりがある」ということ。そして「ホイールは2000GTと同じものが付いてた」ということ。そしてなにより「構造がシンプルすぎる」っていうことなんです。
そう、コレこそがその“都市伝説”の正体だったんです!!!!!
ということで、うちに持ち帰り、さっそく2000GTからホイールとタイヤを移植して・・・完成!
それがこの雄姿です。
ひそかに期待した初期型の“ワンテール”かと思いきや、実はマイチェン後の“分割テールモデル”ではありましたが…でもこうして改めてみてみると、さすがはトヨタ関連のメーカーで作ったプラモだけあって、ボデーラインの再現性は最高の出来ですね!
マジで今でもかなり興奮してます、私。
これベースで“再生産”なんて出来ないかなぁ??? なんて絶対に無理だけど…。
Posted at 2013/07/28 21:23:58 | |
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プラモ | 日記