いよいよ後期セリカのカタログ比較も後半戦に突入!
後期セリカの後期モデルですからね。
終わりが見えてきてます。
さて今回は、先日のカタログからガラッと変わって“ビジュアル系”になったカタログを3冊引っ張り出しました。
それぞれ「51年8月」「52年3月」そして「52年5月」と記載してあります。
実は、皆さんがよくご存じのように、このモデルがちょっとだけ“大きく(?)”変わったのは52年1月のこと。
そのタイミングのカタログは…残念ながらありません。
先日のトヨタスタジアムでのイベントに来てたカタログショップで「52年1月版」売ってるのは見かけたんですが…3500円なんて価格が付いてたんでさすがに躊躇。
高くてとても買えませんっ。。。
さて、今回は前者の2つを比べましょうか。
結論から申しますと…、この2者には「車両型式が変わった」という大きな変更箇所があります。
それは…18R-GUを搭載したGT系が51年規制をクリアして“RA28”から“RA35”に変わったこと。そしてGT にはオプションで14インチアルミホイールが設定されたこと。
だから諸元表にもそう書かれてますね。
…などという大きな変更があるにもかかわらず、カタログ自体はそれほど大きく変わってないところが面白いので、今回はその些細な変更箇所を含めて、すべてをご紹介しましょう!!!
まず表紙は…赤い(トロピカルレッド)ボデーのLB2000GTとモスグリーン(ソウルオリーブ)のダルマ2000GTの疾走シーン。
これ、ほんとかっこいいですよねぇ!!!!
幼心(?)に憧れたんですよ、これ見て。
さて、早速表紙を開いてみましょう。
上が51年8月、下が52年3月のもの。見極めが付きませんから、上下に並べてみました(笑)
細かく書かれたコピーには、1970年に生まれたセリカのストーリー、およびメカニズム、モータースポーツでの活躍等々…これまた緑色の草原の中を走る2台のセリカを背景に、滔々と語られています。
そんな内容ですからね…この部分では一言一句変わってはおりませんっ。。。
そしてページ左隅を見ると、LBの真横から見た姿がグレードごとに4つ並んでます。
いやぁ、実に気持ちが昂りますっ!!!!
で、はやる気持ちを抑えて、次をめくると…
LB のお尻が見える。
そのまま左の見開きページを開くと…
キターーーーーっ!!!
真っ赤(トロピカルレッドだっていうの…)なリフトバック2000GTが走ってますっ!
このアングルから見ると、もう泣きそうなほどかっこいいじゃありませんかっ。。。。。
でもマニアはこれでは済みません。
何か違いがないかと、目を皿のようにするわけですが…残念っ。違いはどこにもありません。せめて新たに設定されたアルミホイールでも履かせてくれりゃよかったのにねぇ(笑)
だから普通の箇所に目がいきます。
それは、まずリヤの「TTC-C」バッヂ。
先日の“後期モデルの前期”カタログでは、リヤウィンドウにステッカーが貼られてるって書かれてました。「デザインは変わるかもしれません」なんて、カタログにはあるまじき表現の注釈とともに。
でもついにここにきて、初めてバッヂが付けられたんですね。
はたしてこのステッカーからバッヂへの切り替えがいつなのか…は、パーツリストでは「51年3月から」設定されてたようになってますけど、いやぁ知らなかったぁ。。。
二つ目は…やはりサイドモールでしょ。
赤いボデーにはどうもブラウンカラーのモールが付くように見えます。
あれまっ、ブラックはまだしもブルーじゃなかったんだ。。。
さて、冷静になって見開きページを元に戻すと…そこにはLB2000GT内装写真が載ってます。
それぞれインパネとシートが紹介されてますが、実はここにこそ誰もが知っている(?)有名な変更点があるんですよ。
それは…
シート表皮が「ニットテープヤーン」っていう織物から「ファブリック」に変わったこと。つまり平べったいテープ状の毛糸で織られた布(?)から柔らかな布に変更されたってことだと勝手に思ってますが…実のところ私にはよくわかりません(汗)
どなたかご存じですかぁ??
でも写真を見ると、見た目が全然違うのがお判りでしょう!?
上の「黒いビニール系の表皮」が、下の「灰色の布」に全面的に変わってます。
…で、思った。
「やるなぁ、これもお得意のCG処理なんだろうなぁ?」って。
ところがよく見ると…背景の竹林(?)の枝ぶりが全く違うことに気がつきました!!!
そうです、これはあきらかに…同じような背景を探して撮影し直した「別物の写真」なんですっ。
しかも極力同じようなアングルで撮ってるのがわかりますね。よく見ると、かなり違うけど…(汗)
まぁ、なるべく似せようとした努力は伝わってきますよね(笑)
だって私も今回初めて気がついたんですから!!
っていうことは、もう一枚のインパネ写真ももしかして…!?
ではここで質問です。
この上下の写真、いったいどこが違うでしょうか???
わかりましたか???
はいつ、答えは…シート表皮が違うのはもちろんですが、シフトレバーのポジションも違うし、時計の示す時間も変わってるんですよね。
つまり、これもあきらかに撮り直ししてるんですよっ。
だからもちろん、窓の外に見える草木もすべてが…似て非なるモノ!
ついでに、下の写真ではステアリングの下にオプション扱いの「リモコンミラーのレバー」が見えます(笑)
これも撮り直してるって確証したひとつの理由でもあります。
いやぁ、ホント手間かけてますよね。
スタッフさん、偉いっ!!!
続いて、クーペのGT系を紹介したページに移りましょう。
これも全体の基本的な構成は変わってませんが…左端の内装写真はやはり総入れ替えされてるようです!?
ここで悩んじゃうんですが…ブラウン系のダッシュボードにアイボリーのシートといった組み合わせの内装が、黒系で統一された内装に変わってますが…「GT系はこの内装しか選べなくなったってこと」を表しているんでしょうか??
実はボデーカラーとの内装色の組み合わせって言う肝心の情報が、このカタログからはいまいち伝わってこないんですよ。
特にGT系は…また別のページでも紹介しますが、内装色の選択肢が無くなっちゃったとしか思えないんです???
さて、話を戻して…
あっ、今回はここまでとしましょうね(笑)書きたいことはまだまだありますから。