溜まりに溜まった自動車雑誌を処分すべく、20年ほど前にやったこと。
それは…ページの抜き出し。
興味あるところだけ破って、あとは捨てちゃう。。。
それで結構処分したつもりになってましたが…いままた同じような問題に直面してます(滝汗)
で、その当時のスクラップが実はそのままとってあったんで…久しぶりに見てみました。
年代は80年代後半から90年代初くらいかなぁ?
まだまだ日本の市場も活発で、いろんなクルマが次々と登場していた時代のもの…まさか30 年が過ぎ、懐かしいなんて言われる時代が来ようとは、夢にも思いませんでしたが(笑)
で、パラパラと見るなりいきなり“大物”がヒットしました。
それがこれ。
これは確か「カー・アンド・ドライバー」誌からの抜き出し。
そしてこれは…
どこからだっけかなぁ???
出典は覚えてませんが、この記事は「第51回フランクフルトモーターショー」の記事なので、85年くらいかな???
じっくりと読んでいくと…いままであまり気が付いてなかったことが見えてきました。
…と言っても、ここを覗きにいらっしゃるコアな皆さんにとっては、十分にご存知なことでしょうけど。。。
その、ひとつ目。
このボデーワークは実になめらかですよね。
特にボデー下部に見られるグラディングパネルは、輸出仕様にしか見られない形状になってます。
これ…今見てもほんと良いデザインだと思います!!!
まだこの頃は日本向けの仕様も発表されてない時期ですから、このスタイルのままで登場するもんだと、周囲は相当期待が高まったんでしょうが…結局別物になっちゃいましたね、国内向けだけが。
まぁそんなことよりも、良く見りゃこのボデー…特徴あるフロントのフォッグランプの位置が違うんですね、生産型とは。
ライトが真ん中のインテーク部から外に追い出されちゃって、ちょっと“離れ目”になってるんです。。。
これが今さらながらに気が付いた『ひとつ目』です、はい。
次、2つ目。
この時にボデーサイドに貼られたステッカーは…
非常にシンプルですよね。
ココにはいわゆる“エンジンの高性能”をうたった「インタークーラー付ききターボ云々」の文句はまだ書かれてないんですよ。
だから…この記事にも「エンジンはFFと同じ3S-GEが積まれる」ってあります。
つまり、ターボ搭載はまだ“秘密”だったみたいなんですね!?
で、3つ目。
これまた小さな写真ですが…インパネにあるデフロックのインジケーター。
これ見て「おやっ?」って思う方は、立派な変態さんです(笑)
はいっ、私もやっぱり「???」でしたよ。。。
その理由は、次の4つ目で判ります。
トドメ刺しましょうか!?
ほれっ。
真っ赤な内装カラーは、もちろんショーモデル用の特別仕様でしょうけど…デフロックの操作スイッチが、ちょっと変わってます!?
説明には「左はOFF、中央がセンターデフのロック、右は…センター&リアの同時ロック」っていう説明が見られます。
マジっすか!!!???
だから、インパネのインジケーターも“デフがふたつ”描かれているんですよね。
なんて複雑な機構なんでしょ?!
(ちなみに市販では、センターデフひとつだけになりましたから、このスイッチも180 度ぐるっと半回転回す構造になりました。)
…と思ったらこれ、アウディクアトロも同じシステムなんだそうです。
当時のクアトロって、スポーツ4WDの最先端いってましたからね…なるほど、それをパクった訳ですね。。。
でも、“同時ロック”で走った日にゃどうなるんだろうか?
面白そうだけど…きっと、タイヤ持ちませ~ん!?
以上、今回はST 165 についての記事を紹介してみました。
この「雑誌抜き出し」シリーズ、面白いから続けちゃおっと(爆)
Posted at 2016/06/29 18:19:32 | |
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