これは先日の2008年の車検の時点で、その前にすでに下ろされていた『18R-GEUエンジン』のお話です。
ちょっと油圧に不安があったようで、下ろしちゃってたようですね…詳細は記憶にないけど、確か油圧が突然全く上がらなくなっちゃったんじゃなかったかなぁ???
ではその下ろしたエンジンに関する、2008年4月5日のブログから。
18R-Gをバラして組み上げる際、クランクギヤとカムギヤのそれぞれの“合いマーク”にタイミングチェーンの“マーク”を合わせる必要があります。(これはクランクとカムの位相を合わせ安くするための印です。)
でもこれが無くても、クランクを回してピストンを圧縮上死点にあわせ、カムギヤにある“合いマーク”の位置に来ているチェーンのコマに印を付ければ大丈夫なんですが…オッチョコチョイの私は、ついうっかりこれらの“合いマーク”を付け忘れることが、よくあるんです。
この場合は、再度チェーンカバーを外してクランクギヤのマーク探しから始める必要があるんですが、このエンジンの場合は構造上、フロントにヘッドから生えてる『スタッドボルト』が邪魔するためにチェーンカバーを外すには、わざわざヘッドまで外さなきゃダメなんです(滝汗)
実はコレ、メチャクチャ大変でして…下手すりゃ新品のヘッドガスケットをお釈迦にしちゃうこともあります。正直、コレは痛い。。。
そこで、「この邪魔なスタッドボルトを外して普通のボルト締めに換えちゃえば便利だよ」って、マイミクさんから情報をいただきましたので、さっそく今回やってみました。
今回のエンジンは、昨年末(2007年)まで稼動していた“元気バージョン”で5速6500回転を記録した個体。でもあまり油圧が上がらないという気になる部分があり近々再度組み直そうとしているため、今回の改修には“もってこい”です。
さて、まずはちょっと外見をキレイにします。この個体…実はオイルやらLLCが漏れまくっていたこともあり、前面は思いっきりベタベタになってますから。
で、すぐにヘッド切り離し。
でもその前に、とりあえず“合いマーク”も入れておくことにします。
さて、中はどうなっているでしょうか…。
えっ、オイル穴(左側の穴)を塞ぐボルト…付け忘れていたようです?!
「よくぞご無事で」って感じで…ほんと何も無くてよかったです。
(でももしかしてどこかで異常が出ているかもしれませんので、あらためて分解した際に、注意深くチェックすることにします。)
で、これが“邪魔な”スタッドボルト。
ヘッドの下面に植わってまして、これがチェーンカバーに“貫通”するようになってます。
ですので、コレを抜いちゃえば、ヘッドが乗ったままチェーンカバーを外すことが出来ます。
で、スタッドを抜いちゃった代わりに、今後の締結はボルトで締めることになります。
さて、これで終わり。
スタッドを抜くのに“ダブルナット”を駆使すれば、実質数分で完了するこの小技、きっとこれから役に立つんじゃないかな!?
まさにオッチョコチョイな私には絶対必要な改修でした。
ちなみに…外したヘッドの裏側の状態は、まぁ異常無さそうです。
で…バルブの「TRDの文字」がしっかり見えてますねっ。
さて、こんなこと書いてますが…結論。
こんなことしても『無理です』っ(きっぱり)
チェーンスリッパなる部品が邪魔になり、こんなボルト一つ変えただけでは何の役にも立ちませんからぁ…。
まぁ、この時期は、いろいろなこと考えてたんでしょうね…それだけエンジンを弄る(下ろす)頻度が多かったってことは間違いありませんもん。
やっぱり、若かったぁ(爆)
TRDバルブ…この後、処分しちゃってます。
バカだったぁ。。。
Posted at 2024/04/26 05:31:42 | |
トラックバック(0) |
mixiネタ エンジン | 日記