やせふくろうのブログ一覧

昨日は美濃を通ったので古い町並みの方も見学。
うだつと呼ばれる軒の有る家の保存や、それっぽく建てる景観協力がされている地域。平日昼前は観光客も目立たずのんびり。

当時を偲べる旧今井家の史料館は小学生の団体が入ったのであきらめ、美濃和紙のあかり館に。和紙の被いの雰囲気をしばし楽しんできました。

用事があったついでに、少し早めに出て関市の日龍峰寺（高澤観音）に寄ってみた。

県道関金山線からの狭い道は南側が舗装工事中。行きは工事時間前だったが、帰りは更に狭い北側から下る事に。
小山の上のお寺は古いいわれの割りに静かで穏やか。細かな木組みや彫りの色褪せに時の永さを感じます。
山門や鐘突堂、本堂裏の湧き水にきつめの参道なども楽しめます。(合掌)

昨日は山寺の後、同じ東近江市という事で五個荘へ。
近江商人発祥の地とかてんびんの里とかの副題もついてますが、蔵屋敷や商人屋敷の保存された小さな街並み。
それほど有名でもないのでしょうか、わりと静かに散策できました。

とはいえ足はじんじんしてるし気分はだるだるなので、中に入ってまで見学するのは億劫。
小一時間ほど雰囲気を楽しみ、湖岸経由で帰宅しました。

午前中、久しぶりに桑名へ。
車でだいたい１時間ぐらいなのだが、国道や堤防道は遅い車やトラックなどがいるので、心の癒しを求めるドライブではこっち方面に来た事が無い。

今日はネットで記事を見た六華苑に行ってみた。
大きな芝庭、自然林っぽい散策路のある庭、和式の庭木や倉、そして洋館と和館がくっついた不思議な家。
入苑料は300円だけど・・・これ維持すんの大変じゃない？と他人事ながらｗ。

それぞれの部分がまたしっかりとしたもんなんだけど、なんといっても洋館がいいです。
普段は建物に感動なんかしないんだけど、ここはなんかすごく惹かれます。住んでみたいなぁと。
間取りというか配置というか、洋館ならではの遊び心を感じました。

人が少なかったので、１時間半ほどのんびり。
その後、近くの七里の渡跡や蟠龍櫓など少し散策してから帰りました。

岬から車に戻るとかなり気温が上がっていた。
暑いのはまだ慣れてないからきついな・・・という事で、調べてきた熊野周辺の滝めぐりは止めた。

かなりな勾配の県道70号から国道42号に乗り、尾鷲市外の西を北上して海山へ。
ここから尾鷲への馬越峠は、熊野古道の石畳が比較的綺麗に残っている所だそうな。

行ってみると実感しますが、このあたりはぎざぎざな海岸に点在する集落を、山越え山越えで道が繋ぎます。
川筋は山に向かってしまう為使えず、トンネルも無い当時は低い峠を次々と越えて行かねばなりません。
お金のある人や荷物のある人は海路を行ったのでしょうが、清貧な熊野詣の人達は、苦行の一つとして長旅で疲れた身体で一つ一つ峠を越えたのでしょうか。

そんな事を考えてしまう古道。
馬や牛引きが行き交う広さをイメージしていたのですが、思った以上に狭い。それに急。濡れて滑るし。
地域的に多い永い年月の雨にも崩れる事なくその姿を残す石畳。
ひんやりした朝の空気が残る中、往復１時間程歩いてみました。

あとは道の駅で顔洗ってひげそってかつおハンバーグ定食喰ってふらふら帰りました